「虎に翼」寅子、愛娘・優未“ナレ誕生”異例?出産シーンなしにネット反響「いつの間にか」「斬新」

[ 2024年5月23日 08:15 ]

連続テレビ小説「虎に翼」第39話。佐田優三(仲野太賀)は佐田寅子(伊藤沙莉)のおなかに話し掛け…(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は23日、第39話が放送された。長女誕生も“朝ドラ名物”の主人公の出産シーンは描かれず。オンエア終了後(午前9時)には「出産シーン」が「X(旧ツイッター)」の国内トレンド12位に入るなど、インターネット上で話題を集めた。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第39話は、講演会で倒れてしまった佐田寅子(伊藤沙莉)。雲野六郎(塚地武雅)らは穂高重親(小林薫)から寅子の事情を聞き、今は育児専念の時だと諭した。寅子は山田よね(土居志央梨)が働くカフェー「燈台」へ。よねは町の法律相談を担っていた。寅子は妊娠を黙っていたことをわびるが、よねは背を向け…という展開。

 穂高は雲野らに寅子の妊娠を伝えてしまっていた。「私も、やれるだけのことはするから。おまえは1人じゃない」と寄り添うつもりだったよねは寝耳に水。「は?」――。事務所を飛び出してしまう。

 よね「自分1人が背負ってやってるって顔して恩着せがましいくせに、ちょっと男どもに優しくされたらホッとした顔しやがって!おまえには男に守ってもらう、そっちの道がお似合いだよ」

 寅子「じゃあ、私はどうすればよかったの?」

 よね「知るか。心配ご無用。女の弁護士は必ずまた生まれる。だから、こっちの道には二度と戻ってくんな」

 寅子「言われなくてもそのつもりよ」

 寅子とよねの友情は涙とともに決裂。寅子は雲野の事務所に辞表を提出し“地獄の日々”に幕を下ろした。

 1943年(昭和18年)10月、明治神宮外苑競技場で出陣学徒壮行会。一緒に裁縫をしながら、猪爪花江(森田望智)は寅子が家にいることを喜んだ。

 1944年(昭和19年)春、空襲に備えて道路を広げるため、猪爪家は地所を軍に引き渡した。

 寅子は赤ちゃんをおんぶしている。「寅子と優三の娘です。未年に生まれたので、優三の優の字を採って、優未と名づけられました」(語り・尾野真千子)――。

 SNS上には「いつの間にか生まれてるし!画期的な演出」「ちょっと目を離した隙に」「朝ドラ名物、出産シーンなしか。(虎に翼)らしいね」「出産シーンなしとは、また斬新な」「出産描写なしは『スカーレット』(19年度後期)以来かな」「優未ちゃんと優三さんの初対面シーンは見たかったな」「敢えて省いたところに、このドラマのこだわりを感じます」などの声が続出。反響を呼んだ。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年5月23日のニュース