ジャニーズ性加害問題 3月BBC報道きっかけ 元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト顔出し会見

[ 2023年5月15日 05:30 ]

4月に記者会見した元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさん
Photo By 共同

 問題が関心を集める契機となったのは、英BBCが3月7日に放映したドキュメンタリー「J―POPの捕食者 秘められたスキャンダル」。15歳当時の被害を訴える男性らの証言などを基に制作されたもので、日本でも配信。同局日本語版サイトでも報じられた。

 その後、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト(26)が4月12日、日本外国特派員協会で顔出し会見。「2012~16年に15~20回ほど被害を受けた」とし、被害事例に関し「(ジャニーさん宅を訪れた)ほぼ全員だと思っている」と主張。「事務所トップの人たちに認めてほしい。(被害が)なくなる方に向かってくれたら」と話した。

 今月11日には、ファン有志らによる任意団体「PENLIGHT(ペンライト) ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」が会見。事務所に加害の検証などを求めるオンライン署名が約1万6000筆集まったとし、「応援を続けるために、事務所は対応してほしい」と訴えた。署名は、第三者による実態調査や再発防止措置を求める要望書とともに事務所に送られた。

 性加害を巡っては1960年代に雑誌などで報じられるようになり、88年には被害状況が赤裸々につづられた「光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」が出版された。99年には週刊文春がキャンペーン報道を展開。ジャニーさん側は名誉毀損(きそん)として提訴。03年に「記事の重要部分は真実」と認定した高裁判決があり、04年に最高裁で確定した。

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