なだぎ武、母の死去を報告 最期の電話に出られず…後悔と悲しみ記す「もっと孫の顔を見せてあげたかった」

[ 2023年5月15日 10:14 ]

なだぎ武
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 お笑い芸人のなだぎ武(52)が、15日までに自身のインスタグラムを更新。母が亡くなったことを報告し、自身の思いを「残しておこう」と投稿。これまでの感謝を記した。

 14日、なだぎは「先日、母が亡くなりました。家族葬で、通夜も葬儀も終えました」と報告。「母はステージ4の大腸癌でした。大腸癌と言われてから、手術をいくつか経験し、抗がん剤治療を受け、癌とずっと戦っていました」と明かした。

 続けて「その日昼過ぎにメールをし、その数時間後、電話が掛かってきたけど映画を観るために着席していたのもあり、予告も始まっていたので、気づいてはいたが改めて観終わってから折り返えそうと、着信を切ってしまった。映画を観終わり、帰宅して改めて連絡するが繋がらず、弟にLINEをするも既読にならず。そのちょっとしてから父から電話。『おかんが逝ってもうたわ…』『え!?』意味がわからなかった」と、最後の電話に出ることができなかったことを投稿。「一気に後悔と悔しさが押し寄せ、動揺が止まらなくなった」「信号待ちをしていたタクシーに走って乗り込み東京駅へ。その間動悸は止まらず、電話に出なかった後悔と悔しさで涙が溢れ出てきた…」と、当時の思いを振り返った。

 「新幹線の車内では呆然と、ただただ後悔の気持ちでどうしようもなく涙が出続けた」と、抑えきれない悲しみをつづり、がんと闘った母へ「若く無い体で辛かったし苦しかった日々の連続やったと思います」とねぎらう言葉。「そんな中、結婚の事や孫の誕生を伝えた時は泣いて喜んでくれた。たった一度だけしか叶わなかったですが、少しの時間、孫の顔を直接の見せてあげれた事は、良かったと思える出来事の一つでした。それと10年くらい前に書いた『サナギ』という私の自伝本。この本を読んでくれた人から、よく『この本を読んだら、なだぎさんのお母さんに会いたくなる…』と言われた事が、息子として物凄く嬉しかった」と思い出を振り返り「今思えばLINEでビデオ通話して孫の顔をもっと見せてあげる事が出来たな…とか、もっと実家に帰ってあげる事が出来たな…とか、後々になって気づく事だらけで、自分が嫌になります」と自戒した。

 「でも母の最後の顔は、今にも起きてきそうな、それは寝顔のように安らかな顔でした。これでやっとゆっくり、ぐっすり寝れる事ができるのかな…と。出来る事ならば、実家でゆっくりと孫の顔をまた見せてあげたかった」と続け「こんなただの個人的な事も書いていいのかな…なんて事も思いましたけど、母へのこの想いを残しておこうと、書くことにしました」と投稿したことへの思いを吐露。「今現在病気や治療で苦しんでる方のお知り合いや親族、ご家族の方、大変な事も多いと思いますが、常に寄り添っていてあげてください。側に居てくれる存在や言葉だけでも大きなエネルギーになると思います。明日、何時間先、何分先、何がどうなるかわかりません…後悔は取り戻せない…自分が今まさにそうな様に。後々自分の心に落とし込めるよう、後悔と思わない瞬間瞬間を行動や言葉、態度で示してあげて下さい」と呼びかけた。

 14日は母の日。「母の日に…おかん…痛みや腹水や癌の辛さも何もない天国で、笑っていてくれると嬉しいです。産んでくれてありがとうね…」と感謝を記していた。

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