豊川悦司、時代劇映画の未来を予測 「世界の映画界で成長」期待も…「役者ごと乗っ取られかねない」

[ 2023年2月6日 21:20 ]

豊川悦司
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 俳優・豊川悦司(60)が、5日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にゲスト出演し、時代劇映画の未来について私見を語った。

 公開中の映画「仕掛人・藤枝梅安 第一作」(監督河毛俊作)で、片岡愛之助、菅野美穂、天海祐希、佐藤浩市ら豪華キャストに囲まれ、主人公の藤枝梅安を演じているのが豊川。現場の雰囲気を聞かれると、「現場は和気あいあいとしていましたね」と明かした。

 時代劇の魅力について、「今すごくコンプライアンス的にもいろいろ言われる時代になっちゃいましたけど、その中でも(時代劇という)フィルターをかければ全然まだまだ(表現が)いけるような部分というか」と熱弁。「時代劇はたぶんこれから、日本映画のみならず、世界の映画界の中で一つのカテゴリーとして成長いくんじゃないかな。僕の中でハリウッドのマーベル映画じゃないですけど、そういう感覚なんですけど」と、海外のサムライ映画ブームに乗った成長を予測した。

 「若い人たちって海外に向けてどんどん仕事をされているじゃないですか?逆に日本人が出る、向こう(海外)製作の時代劇というカテゴリーは、どんどん増えてくると思います」。その一方で、楽観視もしていられないというのが豊川の見立てだ。「日本の製作サイドは、それに後れを取らないように、日本側で作っていかないと、時代劇というカテゴリー自体が乗っ取られる。役者ごと。(そういう)事態にもなりかねないようなリスクはあるような感じがします」と、警鐘を鳴らしていた。

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2023年2月6日のニュース