豊川悦司 売れても28歳までバイトの理由…先輩の忠告を胸に「今でもそう思います」

[ 2023年2月6日 15:50 ]

豊川悦司
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 俳優・豊川悦司(60)が、5日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にゲスト出演し、自身のアルバイト経験について明かした。

 大阪出身の豊川は、大学で演劇部に入り、舞台に魅了されたという。その後、上京し、渡辺えり主宰の「劇団3○○(さんじゅうまる)」に入団し、着々と実力を付けていった。「楽しかったですよ。もちろん金もないし、食うや食わずでやってましたけど、本当に楽しかったなあ…」と、当時を思い起こしていた。

 駆け出し時代は数々のアルバイトを経験したという。「ガテン系ですね。肉体系かな。それが当時(30年前)でも1万5000円もらえるくらいだったので。道路工事とか。高層ビルの窓の清掃とかもやりました。ゴンドラというんですけど、それに乗って。当時の新宿の高層ビルとかも上から下までずっと」。他にも、ウエイターやバーテンダーなど幅広い職種を経験したことが明かされた。

 それには、先輩からの助言があったという。それは「役者バカになるな」というものだった。「俳優は、人を演じる以上、なるべく人の人生を経験しないといけない。ところが、若いうちに芝居なんかやっているやつは、芝居しか知らない。全然、実体験がない。映画を見たり、音楽を聴いたり、小説を読むのもいいけど、普通の社会でどういうことが起こっているか?普通の社会にはどういう人がいるのか?ということをきちっと経験しなさい」といったアドバイスだったという。

 豊川は「これは結構、今でもそう思います」と忠告を胸に刻み続けており、俳優として多くのチャンスに恵まれ始めていた28歳のころまでアルバイトを続けたという。

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2023年2月6日のニュース