橋下徹氏 中国の偵察気球に警鐘「アメリカは撃墜できますけど、日本が同じようなことやられたら…」

[ 2023年2月6日 12:21 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。米本土上空を飛行していた中国の偵察気球を米軍戦闘機が撃墜したことに言及した。

 橋下氏は「安全保障の問題で今、米中対立してますから、徹底した情報収集」と中国の意図を説明。「中国の衛星だけでは見れない地域とかがあるみたいなので、そういうところを気球で補完していると言われています」と説明した。続けて「アメリカはこうやって撃墜できますけど、日本が同じようなことやられたら…。2020年に宮城県上空で気球があったんですけど“24時間監視します“っていうのが日本の態度だったんですよ。実際にもし自衛隊で撃墜しようと思うと、破壊措置命令っていう法律があるんですが、それは落下して国民に重大な被害が生じる恐れがある場合だけなんです。観測用っていうことだけでは、日本はなかなか撃墜できないんでしょうね」と言い、「まあ別に自衛隊がミサイルを撃たなくても何か違う方法で、ドローンか何かでっていうやり方もあるなと思った」と自身の見解を述べた。

 中国の偵察気球をめぐっては、オースティン米国防長官が4日、南部サウスカロライナ州沖で撃墜したと発表。米国防総省によると、バイデン大統領が1日に地上への被害の危険がなくなり次第、撃墜することを承認していた。F22戦闘機が空対空ミサイル1発を使い、米国の領海上で気球を撃ち落としたという。偵察気球は米本土を西部から横断する形で東に向けて飛行。バイデン政権は「主権侵害だ」と中国を強く非難し、予定していたブリンケン国務長官による初訪中も延期した。

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2023年2月6日のニュース