ナジャ 更迭された岸田首相秘書官のLGBT差別発言に「オフレコだったからこそ本当の気持ちが…」

[ 2023年2月6日 19:05 ]

ナジャ・グランディーバ
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 ドラァグクイーンでタレントのナジャ・グランディーバ(48)が6日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。岸田文雄首相の秘書官が性的少数者(LGBT)への差別発言で更迭されたことについてコメントした。

 岸田首相は今月1日、衆院予算委員会で同性婚について「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題。慎重な対応が必要」とした。3日には当時秘書官だった荒井勝喜氏が同性婚について「見るのも嫌だ。隣に住んでいると思っても嫌だ」と発言し、その後撤回。4日、岸田首相は「内閣の考え方にそぐわない」として更迭した。

 ナジャは荒井氏の発言について、「それぞれの考え方があるから、“ほんとに受け付けないんだ”って人も結構いるとは思う。人種差別でさえ残ってる状況で、LGBTへの差別的考えを持った人も一定数いる」とした上で、「ただ、頭の中で思うのと、発言するのは違うと思ってて。総理の秘書官っていう肩書きである人が、しかも時代は多様性の方にぐーっと進んでいってる中でそんな発言をしてしまうっていうのは、どうかと思う」と苦言を呈した。「このニュースはきっと世界中に報道される。日本はまだまだ遅れてるんだなって思われるのも残念ですね」と語った。

 荒井氏の差別発言は、いわゆる“オフレコ”取材での言葉だった。ナジャは「オフレコだったからこそ本当の気持ちが出ちゃってるっていうとこがありますよね」と指摘していた。
 

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2023年2月6日のニュース