橋下徹氏　回転寿司の迷惑行為受け対策を提案「日本の損害賠償額ってもの凄い低すぎる…変えていくべき」

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（53）が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。回転ずしチェーン店「スシロー」の店内などで顧客による迷惑行為がSNSで拡散されている問題について言及した。

　スシローをめぐっては客の男性が店内で指に唾をつけ、回転している寿司のネタに塗り付けたり、置いてある湯飲みや醤油ボトルの口をなめて戻したりする行為が拡散され、問題となっている。あきんどスシローは同日、迷惑行為を行った当事者と保護者から謝罪を受けたが、被害届は取り下げず「引き続き刑事、民事の両面から厳正に対処してまいります」と発表している。

　また番組では一時スシローの株式時価総額が約168億円下落したことも伝えた。MCの谷原章介が「法的に厳罰化すればこういったことが減っていくのか、どうなんでしょうか？」と聞くと、橋下氏は「この行為が他の罪と比べて、もの凄い悪質性が高いとは僕は思わないんんですが、ただ損害は大きいんですよ」と返答。「民事の方の損害額、今、日本の損害賠償額ってもの凄い低すぎるんです。直接損害っていうところだけが賠償対象で、たとえば唾をつけたということになると、唾をつけたそのお寿司の分だけの賠償額なんですよ、120円とか」と言い、「でも被害はそれだけじゃないですか。アメリカは懲罰的賠償って言ってお店が被った営業利益の部分まで賠償しなさいよってことになってるんですけど、僕はそっちに変えていくべきだと思います」と自身の見解を述べた。