「鎌倉殿の13人」山本耕史&市原隼人が明かす“筋肉競演”の裏側「裸のバトンタッチ」「耕史さんのため」

[ 2022年12月3日 20:13 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第42話。源実朝と自身の“夢の唐船”を引く八田知家(市原隼人)の肉体美(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で主人公・北条義時(小栗旬)の盟友・三浦義村役が大反響を呼んでいる俳優の山本耕史(46)が3日、同局「土曜スタジオパーク」(土曜後1・50)に生出演。話題となった、八田知家役の市原隼人(35)との“筋肉競演”の裏話を語った。

 11月6日放送の第42話「夢のゆくえ」では、3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)が建造を命じた船が浜にめり込み、八田が上半身裸になって懸命に船を引くシーンが描かれた。観客席の義村も上半身裸になったため、SNS上では「なぜ脱いだ」の声が続出。山本は同25日の「あさイチ」にVTR出演した際、「僕が台本通りなんですよ。どちらかというと、イッチー(市原)が脱いだんだから。イッチーは脱いでいる設定じゃなかったんですよ。そもそも義村は『なぜか脱いでいる』と台本に書かれていて。僕がアドリブだと思われると、ちょっと実は心外(笑)。どちらかというと、アドリブは市原くんです」と説明していた。

 この日の番組には市原がVTR出演し、「2時間だろうが6時間だろうが9時間だろうが、ずっとトレーニングの話をしていた」と撮影の合間に山本と筋肉談義で盛り上がっていたことを告白。そして、アドリブの上半身裸のシーンについて“八田視点”で説明した。

 「台本は『なぜか脱いでる義村』から始まるんです。三谷さんはどんな思いで書いているんだろう、凄く愛がある脚本だなと思って」と脚本を担当する三谷幸喜氏の思いを想像したという市原。「その前が八田が引っ張るシーンで、脚本には“脱ぐ”とは書いてなかったけど、ここまでいき切らないと、次、耕史さんが映ったときにそこまで繋げていけないなと思って。台本に書いていないんですけど脱ぎました」と文字通り“一肌脱いだ”と説明し、「それは耕史さんのためです」と笑った。

 VTRを見た山本は「(台本に)八田は脱いでる描写なかったんですけど、“耕史さん………裸のバトンタッチしますよ…”って。だからそのバトンを受け取ったわけです」と市原のものまねでやり取りを披露。そして「市原くんはあの体ですから。もったいないから絶対脱いだほうがいいなとは思っていた。彼は自分から脱ぐようなキャラでもないんですが、彼の中でインスピレーションがあったんでしょうね、ここだったら脱げるっていう」と話し、「脱いでる意味がこっちの方があるじゃないですか、むしろ。僕の方がない」と続けてスタジオの笑いを誘った。

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