宮台真司さん、襲撃前「テロ」について語っていた動画が公開「いささかも萎縮するわけには参りません」

宮台真司さんのツイッターより（@miyadai）

　東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで男に首を切られて重傷を負った都立大教授の社会学者・宮台真司さん（63）が3日、ビジネス映像メディア「PIVOT」のYouTubeチャンネルに「いささかも萎縮するわけには参りません」とメッセージを寄せた。

　「【宮台真司が語るテロの構造】トマス・ホッブズから考える自力救済と暴力/テロの根源にある『自己中心的な考え』/お祭りと日本社会/『会社が楽しい』は良いことか/安藤優子氏と議論」というタイトルで投稿された動画。この映像は事件前に収録されたものだが、そこで宮台氏から次のメッセージが寄せられたという。

　「できるだけ配信延期を避けて、通常通り配信してください。言論の自由は、そのようにして守られるものだからです。犯人の目的が、言論の萎縮であれば、こちら側としては、いささかも萎縮するわけには参りません」。

　これを受け運営側も「ご出演された宮台真司氏および安藤優子氏の許可を得た上で、当初の収録内容や配信予定を変更することなく、公開いたします」とした。