松坂桃李「その温かさみたいなものに救われた」 知られざる“恩人”との出会いに桐谷健太「いい話…」

[ 2022年12月3日 15:32 ]

松坂桃李
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 俳優の松坂桃李(34)が2日に放送されたTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(通常は金曜後8・57、この日は2時間SPのため後8・00)にゲスト出演。“大恩人”と慕う女優への感謝を語る場面があった。

 この日は体調不良により休養中の中居正広(50)に代わり、9日公開の映画「ラーゲリより愛を込めて」で主演を務める「嵐」の二宮和也(39)が急きょ代役MCを務め、同映画に出演する松坂と安田顕(48)、桐谷健太(42)の俳優陣がゲストとして出演した。

 その中で自身の駆け出し時代を振り返った松坂がかつて共演したある女優に受けた恩を明かし、感謝を口にした。デビュー作となった2009年のドラマ「侍戦隊シンケンジャー」ではまだ“素人同然”の演技しかできず、スタッフからも「ロボットじゃねーんだよ!」と怒鳴られるほどだったと明かした松坂。転機となったのが12年に公開された初主演映画「ツナグ」で共演した大女優との出会いだった。

 「僕が孫で、おばあちゃん役が樹木希林さんだったんですよね。“戦隊”を卒業して間もなかったのでずっとロボットみたいな感じだったんですよね、動きみたいなものが(まだ)」。監督らからも「もっと自然にできないのか!」などと怒声が飛ぶこともあったといい「自然にってどういうことなんだろう」と悩んでいたところ、リハーサル前に樹木さんが「松坂さん、ちょっと来なさい」と声をかけてくれ「私ちょっとセリフを覚えてないから、覚えが悪いから、ちょっと本(脚本)読み、手伝ってくれる?」とさりげなく“助け船”を出してくれたのだという。

 「一つの部屋の中で二人っきりで本読みを毎日続けてくれたんですよ。そこで何かを指導してくれるわけじゃないんですけど、その温かさみたいなものになんかちょっと…救われたというか。希林さんのその振るまい方を肌で感じながら“あっ、この二人っきりの空間でやったものをそのまんま現場に持っていけばいいんだ!”みたいな。当時教えてもらったような感覚です」。

 18年に惜しまれつつ75歳で逝去した希代の大女優、樹木さん。松坂の話を聞いていた桐谷も「いい話…」と感慨深げだった。

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