ラモス瑠偉氏 長年の「夢」かなうまで、あと一歩「歴史がここです」

[ 2022年12月3日 10:51 ]

ラモス瑠偉氏
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 サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏(65)が3日、テレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」(土曜前6・00)に出演。30年以上、抱き続けた「夢」を明かし、歴史的な勝利を重ねる日本代表に熱いエールを送った。

 現在開催中のFIFAワールドカップ・カタール大会で、日本代表はE組1位でグループリーグを突破。史上初のベスト8進出をかけ、F組2位のクロアチアと日本時間6日午前零時に対戦する。さらにクロアチア戦で勝利を収めれば、ベスト8ではブラジル―韓国の勝者と戦うことも決まった。W杯の舞台で出身国のブラジルと対戦する可能性について問われたラモス氏は「私、帰化した時の夢です。ビーチサッカーでもフットサルでも、ブラジルと当たって勝つ」と感慨深げに話し「歴史がここです」と日本サッカー界の新時代の幕開けを予言した。

 同氏は1977年に来日し、1989年に日本国籍を取得。代表の司令塔として活躍し、1993年には後半ロスタイムの失点でW杯初出場を逃した「ドーハの悲劇」もピッチ上で経験した。同局・野上慎平アナウンサーの「クロアチアに勝てば…」の前振りに「勝つ。もしかしたらじゃない」と現役時代同様の、むき出しの闘志で否定。相手については「ブラジルに勝ってもらいたいけど、ワールドカップで日韓戦を見るのも面白いなと」と柔和な表情で言及したが、その2カ国いずれかと対戦するのは日本だと断言した。

 グループリーグ最終戦・スペイン戦。MF田中の決勝点を生み出したMF三笘のプレーに「我々日本人は粘り強い国民性。あそこであきらめなかった三笘がすごかった。あきらめなかった田中に、私達が忘れかけているものを思い出させて頂いているんじゃないかと感じがした」と振り返る。クロアチア戦に向け「恐れることは何もない。継続すること。今までやってきたこと、積み重ねたことをやるべきだと思います」と熱いエールを送った。

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2022年12月3日のニュース