「鎌倉殿の13人」山本耕史は「爽やかなムキムキなマジシャン」 公暁暗殺シーンに役立った手品の腕

[ 2022年12月3日 18:57 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第45話。公暁(寛一郎)を背後から刺す三浦義村(山本耕史・右)(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で主人公・北条義時(小栗旬)の盟友・三浦義村役が大反響を呼んでいる俳優の山本耕史(46)が3日、同局「土曜スタジオパーク」(土曜後1・50)に生出演。撮影秘話を語った。

 11月27日放送の第45話では、3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)を暗殺した公暁(寛一郎)が義村に背後から刺されて命を落とすシーンが描かれた。公暁の乳母夫(めのと)で、義時と実朝を許してはならないと焚きつけた義村の不意打ち。義村の刀が光った次の瞬間には刀に血が付いている…という手品のような演出も話題となった。

 番組には公暁役の寛一郎(26)がVTR出演。撮影の舞台裏の山本について「マジックを見せてくれましたよ。ひたすらしゃべっているか、手先が器用な方なのでマジックをしてました」と意外な特技を明かし、公暁暗殺シーンにも“マジック”が活かされていたという秘話を披露した。

 「“マジシャン耕史”さんが役立ったんです。あれ、結構テクニカルなことをしていて、背中から刺されるんですよ。背中から刺した後、血が付いた刀になっているんです。下ですぐさま剣を取り替えて刺すっていう、技術的に難しいことをやっていて。あと首に刀を刺す時に、マジック特有の首に刺すっていうテクニカルなことして現場を円滑に進めてくれました」。寛一郎は山本のテクニックを絶賛するとともに、「爽やかなムキムキなマジシャン」とイジった。

 山本は「ほとんど、マジシャンの人に対するコメントでしたね」と笑いつつ、寛一郎がドラマ後半から撮影に関わったことに触れ「緊張するだろうなと思って。後輩の子たちが入りやすいようにはしていた」と気遣いも口に。公暁討ちのシーンについては「ワンカットで撮っていた」と驚きの事実を明かし、「後ろでキラッと抜いたやつで刺した感じにして、振り返った時に下で持ち替えて抜いた時にはあれになっているっていう流れにしたんです。倒れた公暁の首元に当てて、袖の中にスッと入れるように」と“マジックさながら”の刀の扱いを説明。手品の腕は「発想が違うところにいく」ので役立ったと言い、MC陣を感心させていた。

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