二宮和也 他人に「気にされないようにしよう」と思って生きて来た 幼少期いじめられた過去

[ 2022年12月3日 17:51 ]

嵐・二宮和也
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 「嵐」の二宮和也(39)が2日に放送されたTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(通常は金曜後8・57、この日は2時間SPのため後8・00)に出演。幼少期にいじめに遭っていたことを告白した。

 この日は体調不良により休養中の中居正広(50)に代わり、9日公開の映画「ラーゲリより愛を込めて」で主演を務める二宮が急きょ代役MCを務め、同映画で共演する安田顕(48)、桐谷健太(42)、松坂桃李(34)の俳優陣がゲストとして出演した。

 その中で、共演陣から二宮に対する質問コーナーに。「何でもいい!」と断言した二宮に桐谷から「そのひょうひょうとした感じというか、そこがオレはニノらしさやと凄い思ってんだけど、いい感じで。ただ、その…ジャニーズに入る前の時どんな少年やったんかなぁと思って。どんなことに爆笑して、どんなことで号泣とかしたんかな、みたいな」という声が飛んだ。

 桐谷が気になったのは二宮という人間の“原点”。過酷な撮影の中でも一切気負いがなく、マイペースな姿が強く印象に残ったからだという。すると、二宮は「でも…。あの、僕自身は本当に大変だったし、いろいろあったけど、いま別に本当になんとも思ってないっていうことでいうと、小学校の中学年ぐらいからジャニーズ入るまで結果的にいじめられてんすよ。学校で」と幼少期に遭ったいじめ体験について話し始めた。

 「で、そこまで人間と付き合うことが得意じゃなかったんですよ。だから、野球をやってたんですけど、学校じゃなくて地域の野球だったりとか。で、結構学校ではしゃべんないけど地域の野球だったら学校でしゃべってない子もしゃべってくれたりとか。結構そこはこう…なんか、なんだろ。生きがいじゃないけど、自分の中のガス抜きになってたりとかしてて。だから親にもいじめられて大変だとも言わなかったし、結構淡々と。だから本当にひょうひょうとしてたのかも、そのころから」と二宮。「うち、工場だったんで。うちのおじいさんが工場をやっていて。そこの社宅に住んでたのね、2階の。で、1階が工場の働いている人の食堂だったから。そこでおじさんたちにいろいろ遊んでもらってたの」と続けた。

 「だから結構、自分のベースとして、現場入ってもおじさんとかと普通にしゃべれちゃう」。10代前半から俳優として活動してきたが、その背景には年の離れたおじさんたちと一緒にいる“安心感”があったという。そして、「大人になってからも、だからスペースの取り方が“気にならない人”の場所にいるっていうか。なんで一人で寂しそうにしてるんだろうとか、いつも元気で楽しそうだなーとかっていうよりも、それを第三者的に見てる立ち位置というか。気にされないようにしようって、ずっと。(そう)立ち回ってたかもしんないです」と率直な言葉で自己分析した。

 「それは傷ですね、ずーっと、ちっちゃいころからの」と二宮。「なんかもう、俳優さんと飲みに行くとかメシ食いに行くとかっていう時も、演技論とかになっても“そうだよね…”みたいな。“分かるなー…”みたいな。乗っとく…みたいな。そういうところにも自然と行かなくなるし。切り捨てじゃないけど、自然と行かなくなったら明るくなりました。ひらけてきた」と赤裸々に語り、桐谷ら共演者も二宮の独特な空気感に納得していた。
 

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2022年12月3日のニュース