橋下徹氏「本当に悔しい」、安倍晋三元首相銃撃事件に唇をかむ「しゃがむことを徹底していたら…」

[ 2022年7月10日 20:29 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が10日、フジテレビ系選挙特番「Live選挙サンデー」(後7・58)に生出演。8日に奈良市内で銃撃され死亡した安倍晋三元首相(享年67)を追悼した。

 橋下氏は久々のテレビ出演といい、番組キャスターを務めるフリーアナウンサー・宮根誠司から「1カ月丸々テレビから干されていましたね」とジョークを飛ばされると、「そういうテンションでは今日はいきませんから。本当に(テレビは)1カ月ぶりです」と返した。安倍元首相の訃報に関して「生前は親しくされていたと思いますが」と振られ、「本当に残念です」と唇をかんだ。「今から県警でいろいろ検証すると思うんですけど」と続けた。

 自身も政治家時代は「SPについてもらっていた」という。銃声・爆発音が聞こえた場合「すぐにしゃがんでくれって徹底して言われていた」と振り返り、「ただ、今は民間人でしょ、もうそういう意識はないです」と告白した。「安倍さんも現職の総理だったら1発目の銃声の時に絶対にSPも含めてしゃがむっていうことをやっていたと思うんですよ。それが現職じゃないっていった時に、安倍さんの周囲を含めてね、あそこでしゃがまなかったっていうことがね。何度動画を見ても、本当に悔しくて」と声を落とした。

 「現職でなければそういう習慣は忘れてしまう?」の質問には、「安倍さんに直接お聞きしたわけではないから分からないですけど」と前置きした上で、「僕自身は現職の時とは全然違います」と語った。現職のころは車の乗り降りのシーン、自宅マンションの共用スペースでも警戒していたそうで、「今は民間人ですから全くないですし。安倍さんも決して油断していたってことはないと思うんですよ。だけど周囲を含めてね、現職時代の銃声、何か異常な音がしたときには必ず頭をかがめてしゃがむっていうことを徹底していたら、1発目と2発目の数秒の間に…。ということが悔しくてしょうがないです」とコメント。「たらればの話をしても仕方ないですけど」と漏らした。

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2022年7月10日のニュース