田崎史郎氏 安倍晋三元首相の警備体制に「田中角栄さんの時は…元総理の重要性に応じてSPをつけるべき」

[ 2022年7月10日 13:13 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏(72)が10日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。8日に奈良市内で参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相(享年67)の事件について語った。

 安倍元首相は8日午前、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で参院選の応援演説中に銃撃され、同午後5時3分に搬送先の病院で死去した。殺人未遂容疑で逮捕された元海上自衛隊員の容疑者は10日午前9時ごろ、奈良西警察署から殺人容疑で奈良地検に送検された。この日までに、容疑者は「母親が宗教団体にのめり込み破産した。安倍氏が団体とつながっていると思い狙った」という趣旨の供述をしていることも判明している。

 田崎氏は、現場の警備体制が奈良県警の複数の警察官と警視庁警護課のSP1人だったとされることについて「僕は(中曽根政権に)田中角栄さんを担当していて田中番をやっていたんですね。その時のSPの数は、数人の方が常時ついていたんですよ。中曽根政権における田中さんの存在感と、今岸田政権における安倍さんの存在感を比べた場合、同じくらいですよ。だからもっとなんで多くの人をつけられなかったのか。政治家の重要性、元総理の重要性に応じてSPをつけるべきじゃないかと思います」と考えを述べた。

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2022年7月10日のニュース