自民比例当確・青山氏 安倍元首相と事件1時間半前に遭遇「なぜ予定変え奈良?」と聞いていた

[ 2022年7月10日 22:43 ]

 自民党・比例代表で当選確実となった青山繁晴氏が10日、MBSテレビ「よんチャンTV 参院選開票フェスSP」に出演し、8日に死去した旧知の安倍晋三元首相について語った。

 元共同通信社記者で、6年前に安倍元首相の要請などを受けて出馬した青山氏。最後に安倍元首相と話したのは「事件当日、朝の飛行機でたまたま一緒になった。僕は仕事をしてて気づかなかったが、安倍さんが僕の席に来られて、(腕を)強く2回叩かれて『お疲れさん』と」と回想した。

 伊丹に着陸後、「安倍さんが席を立つときにこちらをご覧になったので、何か話があると思ってドアが開くまでの間、飛行機の一番前の隅っこでしばらくお話をしました」という。「安倍さんとは長い付き合いですけど、国のことしか話したことがなくて。その時も『なぜ当初の予定を変えて、奈良に行かれるんですか?』と聞いたら、『やっぱり油断しないで固めないといけないから』と」と振り返った。

 その後、「飛行機のドアが開いたから、SPに迷惑を掛けたくないんで一緒に歩かずに背中を見送った」という。「安倍さんは背中に表情のある人で。とてもスマートなんですけど、淡々とした本来の晋三さんの性格が表れてて。すたすたすた…と歩いて行かれて。2回病気で退陣されていますし、酷暑の中での安倍さんの応援遊説を心配してたんですけど、ああ心配ないなあと思って、さわやかな気持ちで見送って」と振り返った。

 「それが午前10時ごろですから。その1時間半後に凶弾に倒れられることになるとは。あの背中が今生の別れとは、夢にも思わなかったです」と肩を落としていた。
 

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2022年7月10日のニュース