太田光「俺みたいな若造でも真っ正面から受け止めてくれた」 過去に共演の安倍晋三元首相を追悼

[ 2022年7月10日 12:11 ]

「爆笑問題」太田光

 お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(57)が10日、TBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。8日に奈良市内で参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相(享年67)を追悼した。

 「何度かお会いして、お話させていただきました。僕は政治バラエティーみたいなのを長年やっているので、テレビの人間としてはバラエティーに出てきてくれる政治家を信頼しているんです。安倍さんは、こんな俺みたいな青二才の若造でも“あなたの言っていることは違います”って。真っ正面から受け止めてくれた。もう君とは会わないということは絶対無かったし、また僕と会おうとしてくれていたし、俺も会いたかった。言葉で交流するんだということが安倍さんの基本だったと思う」と共演を回想しながら感謝を口にした。

 「安倍さんがよく口にしていたのは、自分は闘う政治家であるということと、法の支配ということ。言葉で闘うっていう宣言だったと思う。今回、あの犯人がやったことは言葉をあきらめたんだなと。世の中と関わることを自分で遮断してしまった。選挙、投票が言葉になる。それが安倍さんが言ってた支配であり闘うってことなんだけど、全く通じなかったんだと思うと、言葉の無力さを感じてしまう。残酷だけど、日常は続いていくし、それを信じ続けるしかない」と胸中を明かす。

 ロシアのプーチン大統領が追悼していたことにも触れ「これは今思えば安倍さんの地球儀を俯瞰(ふかん)する外交の戦果だと思う。戦争中のプーチンが安倍さんを絶賛する追悼を出した。それは安倍さんの言葉が通じたことの証だと思う。プーチンはそれをもう1回思い出してほしいなとこの機会に思う」と述べた。

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2022年7月10日のニュース