松原耕二キャスター　安倍晋三元首相襲撃に「きちんと捜査して世に知らしめることが最も大事」

東京・赤坂のTBS社屋
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　TBSの松原耕二キャスターが10日、TBS系「サンデーモーニング」（日曜前8・00）に出演。8日に参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相（享年67）の訃報を受けてコメントした。

　同氏は「第一報からこの2日間、私も何かものすごく息苦しいというか、自分自身がこんなにダメージを受けるんだというくらい何かズシリと来ているんですね」と絞り出した。「なんでこんなにモヤモヤするんだろうと自分で分からないんですけど、これだけの最も憲政史上長い間務めた元総理が、銃に対して最も（規制が）厳しい日本で、しかも手製の銃で撃たれて亡くなるというこの不釣り合い、不条理さみたいなもの、そうなのか、あるいは私自身も安倍元総理に対してはいろいろ振る舞いに対して言いたいことはたくさんありました。ただそれでも言葉で論戦する機会を奪われる。そしてそれと同時に民主主義にとってとても大切なものを奪われたんだろうなと」と話し「何かそういうことなのか分からないんですけど、自分の中でものすごくダメージでズシリと来てるっていうのを感じます」と衝撃の大きさについて繰り返し、言及した。

　そのうえで「これからとにかく皆さんおっしゃるように、警備も大事ですし捜査です」と言い、「宗教団体の名前が出ていますけれど、われわれつい分かりやすい物語に飛びつきやすいんだと思うんですよね。でもそれが個人的恨みなのか、果たして自暴自棄になる社会的な背景が本当になかったのかどうか、分かりやすい物語に飛びつかずに、そこを時間をかけてもいいからきちんと捜査して世に知らしめること、これが民主主義にとって最も大事なんだろうなと思いますね」と考えを述べた。