フジテレビ格闘技特番急きょ中止 年末「RIZIN」の放送も絶望的

[ 2022年6月12日 08:30 ]

芸能「覆面座談会」 これが“噂の深層”

フジテレビの那須川天心(左)と武尊(右)の試合が放送中止に。中央は榊原信行氏
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 【芸能 覆面座談会】5~6月にかけてフジテレビにまつわるニュースが相次ぎました。同局を退社した久慈暁子アナウンサー(27)が、バスケットボール日本代表でNBAの渡辺雄太(27)と結婚。同局が格闘技の大型特番の放送を急きょ取りやめたことも注目されました。気になる話題をいつものメンバーが掘り下げます。

 リポーター フジテレビが19日に予定していた格闘技の大型特番「THE MATCH」の放送を急きょ取りやめた。

 週刊誌記者 那須川天心と武尊の頂上対決が目玉カードだけに格闘技ファンの間ではショックが大きいよ。

 ワイドデスク 中止発表は5月31日。放送まで1カ月もない中での決定は異例中の異例。スポニチが詳報していたね。

 スポニチ本紙デスク 実行委員を務める榊原信行氏の周囲のスタッフと反社会勢力とのつながりを指摘する週刊誌の疑惑報道が端緒となった。榊原氏本人は「フジの調査で“シロ”だった」としていたものの、経営陣が二の足を踏んだ形だ。

 週刊誌記者 反社会勢力との関係が取り沙汰されるスタッフって誰なの?

 リポーター 以前にタレントと結婚していた人物と聞いてるよ。業界では有名じゃないかな。

 本紙デスク 放送中止が編成や営業の現場に下りてきたのは発表当日の朝。担当者はスポンサーへの対応に追われて、局内はてんやわんやだったみたい。

 リポーター 週刊誌報道が出た当初は上層部もさほど問題視していなかったのに、なぜ急に決定したのかな。

 ワイドデスク 榊原氏は会見で「(フジの)株主総会対策もあったのでは」と言っていたね。

 本紙デスク 6月末の株主総会と取締役会を経て、新社長に港浩一氏が就任する。あくまで判断をしたのは現体制だが、不安の種を残したまま新体制へ移行するのは避けようという狙いもあったようだ。

 リポーター 試合自体はABEMAの有料配信で見られるけど、これから地上波で格闘技を見られない時代になってしまうのかな。

 ワイドデスク フジは15年から「RIZIN」を放送してきた。ここ数年は視聴率も上がってきて、ようやく定着し始めたところ。今年の年末はどうなるんだろうか。

 本紙デスク 「RIZIN」は榊原氏が代表を務めているだけに、今後の放送は極めて難しい。これまでフジの格闘技はバラエティー班が担当しており、代わりとなるお笑いの年末特番の企画が早くも検討され始めているとの情報もある。

 週刊誌記者 格闘技以外も最近はどんどんスポーツ中継が地上波で放送されなくなってきている。ボクシング3団体王座統一戦の井上尚弥とドネアの試合も配信オンリーだったね。

 リポーター 興味のない人にもコンテンツを届けられるのが地上波の醍醐味(だいごみ)だった。寂しい時代になっていきそうだね。

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2022年6月12日のニュース