益若つばさ「カスハラ」に持論展開「お客様は神様は古い」、客の「期待値上がっている」

[ 2022年4月7日 18:13 ]

タレントでモデルの益若つばさ
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 モデルでタレント、益若つばさ(36)が6日放送のABEMA「ABEMA Prime」(月~金曜後9・00)に出演し、「カスタマーハラスメント」について持論を述べた。

 番組では今年2月、厚労省が「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を発表したことを取り上げた。同マニュアルは、客や利用者によるハラスメント「カスハラ」に対する企業側の対策が書かれたもの。流通・サービス業従事者の7割が「カスハラ被害を受けたことがある」と答えたアンケート結果(産業別労働組合UAゼンセン調べ、2017年)も紹介し、問題が深刻化していると伝えた。

 益若はカスハラの根底に「お客様は神様」という考え方があるのではないかと指摘。自身も小さいころから聞いてきた言葉といい、「お客様は神様は古いんじゃないかと正直思っていて。企業だったり提供する側だって、その方たちに提供されなければ私たちは物を買うことさえできない。どっちが神様とかはないと思うんですね」と語った。「根本的な考え方、消費者=偉いみたいな感じ」を変えないと、「いつまでたっても改善されないと思います」とした。

 企業側は明確なマニュアルを作るべきとし、「それ以上は(クレームを)受けなくていいとか、しっかり(従業員を)守ってあげないと。バイトだったりとか、立場が弱いって方のほうが状況的に辛いですね」と思いやり、「変わってほしいですね」と願った。また「日本のサービスが丁寧」すぎることによって、客の「期待値が上がっている」とも。「そこ(サービス)がクレームの対象になっていくとうか。ちょっとでもヘマをすると『ほかのお店はこんなんじゃないのに』とか過度になっている。かといって、雑でいいかっていうと日本の良さもなくなってしまうし、難しい」と話した。

 お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーランは、米国の現状を紹介。「提供する側も、お金に値する何かを交換しているから(客と)対等な付き合いなんです。お客様が神様じゃないんですよ。お互いに気に入らなければケンカになるし」と明かした。店側が客を選ぶ姿勢を見せることもあるそうで、「入店をお断りすることがあります、ご了承くださいみたいな張り紙があることも。この人嫌だって思ったら(店側が客を)遮断します」としていた。

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2022年4月7日のニュース