益若つばさ 子どもに「戦争」をどう伝えるかに悩ましげ「何かを悪にしてしまう教え方も違うと思う」

[ 2022年4月7日 18:16 ]

タレントでモデルの益若つばさ
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 モデルでタレント、益若つばさ(36)が6日放送のABEMA「ABEMA Prime」(月~金曜後9・00)に出演。「子どもに戦争どう伝える?」をテーマにトークした。

 番組ではロシアのウクライナへの侵攻について特集。非情な現実を伝える映像や動画が、メディアやSNSなどで瞬時に世界中に発信されているとし、「子どもに対し、戦争をどう伝えるか」という点に着目した。ツイッター上には「夫が小学生の子どもに海外メディアの映像を見せている、やめてほしい」の声や、「残酷な現実を伝えないと、頭の中がお花畑になってしまう」の意見が上がっていることを紹介した。

 コメントを求められた益若は、中学2年生の息子に触れ、「普段は寮に行っているので、4日間しか春休みで会えなかったので、戦争(ロシアのウクライナへの侵攻)に関しての話はできずに、寮に戻ってしまったんですけど」と前置き。「どこまで伝えたらいいかって、皆さんと同じように悩むポイント」と話し、「残酷な映像とかもあるので、子どもの成長期に影響を与えてしまうのはどうかというのも分かりますし。かといって、かつてあったものだったりとか、残酷なものに全部フタをしてなかったかのように教えるのも違うと思います」と続けた。

 今回の問題について「今の状況でいうと、ロシアが悪でみたいな。何かを悪にしてしまう教え方も違うと思っていて」とコメント。「きっといろいろな正義があると思うので、簡単に私たちが伝えるのは難しい」と悩ましげだ。命は大切ということは誰もが分かっていると話し、「ロシアの方たちもきっと戦争したくない方たちもたくさんいる中、でも自分の家族を守るために、もしかした戦争に駆り出されている方もいるかもしれない。身近な人の命を守るためとか思ったら、一概にそこ(ロシア)が悪とは、息子に教えたくないと思っている」とした。

 戦争が起きてしまう「現実」があることも、息子に説明したいと益若。「見る側面によっては誰かが敵になってしまうっていうのは、ゆっくり教えたいなと思っています」と語った。また「子どもとかに何をどこまで伝えるかは、これからの教育に大切」と持論を展開し、「今まで日本の教育って結構隠してきたりとか、大人になったら分かるよ、みたいなやんわりしていた。今だったらSNSの教育だったりとか、どこまでデメリットを話すかはこれからの課題」と指摘していた。

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2022年4月7日のニュース