金子恵美氏 「本屋大賞」独ソ戦争舞台の書籍に「時宜を得た感じですが、本として非常に評価が高い」

[ 2022年4月7日 08:50 ]

金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(44)が7日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。全国の書店員が最も売りたい本に贈る「2022年本屋大賞」の受賞作が6日発表され、第2次大戦時の独ソ戦を舞台とした逢坂冬馬さん(36)のデビュー作「同志少女よ、敵を撃て」(早川書房)が大賞に選ばれたことについてコメントした。

 発表会で登壇した逢坂さんは、ロシアのウクライナ侵攻を目の当たりにし「悲嘆に暮れた」と心情を吐露。反戦運動に関わって拘束されたロシア市民らへの支持を表明し、「受賞作の主人公が今のロシアを見たら、悲しみはしても絶望はせず、街に出て必要とされることをすると思う。私も絶望するのではなく戦争に反対し、平和構築の努力をします」と語った。受賞作は、モスクワ郊外の故郷の村をドイツ軍に襲撃され、母を惨殺された少女がソ連軍の狙撃兵になる物語。女性だけの小隊の一員として、理不尽な戦争を生き抜く。

 MCの谷原章介が「ソ連側が、攻めてきたドイツ側に対して攻撃をするという、主人公の少女の物語ですけれども、今、現実逆のものとなってますね」と言うと、金子氏は、「ウクライナ侵攻が始まってからのロシアに対しての注目というところがあって、時宜を得た感じですが、そもそも本として非常に評価が高いんだろうと」とし、「私はこの本屋大賞というのは、歴代受賞作を見ても“そして、バトンは渡された”とか“蜜蜂と遠雷”とか本当に面白い本が多いので、本として私は注目しています」と話した。

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2022年4月7日のニュース