渡辺王将に藤井竜王が挑む王将戦 第1局始まる 竜王が先手2六歩 戦型は相掛かり

[ 2022年1月9日 09:49 ]

<王将戦第1局・第1日>初手を指す藤井竜王(右は渡辺王将)(撮影・西尾 大助)
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 渡辺明王将(37)=名人、棋王との3冠=に藤井聡太竜王(19)が挑む第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第1局が9日午前9時、静岡県掛川市の「掛川城二の丸茶屋」で始まった。

 開催地を代表して、久保田崇市長による振り駒で、今局の先手番は藤井に決定した。手始めにお茶に口をつけ、ゆったりとした手つきで▲2六歩と着手。相掛かり模様となった。

 渡辺vs藤井の対戦成績は通算10局。今期は史上初の「3冠・4冠対決」ということで、注目度の高いシリーズとなった。今期で4連覇を狙う渡辺にとって掛川対局は相性が良く、これまで6戦全勝。前日の会見では「縁起がいい場所なので、いいイメージをもって臨めると思います」と語っていた。一方で藤井は「今そのことを初めて伺ったのですが、あまり嬉しくないことを聞いてしまいました」と苦笑い。それでも「今回初めての掛川での対局。フラットな気持ちで全力を尽くしたい」と意気込んでいた。

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