渡辺王将、藤井竜王着用の甲冑がお出迎え 掛川城御殿で展示中 王将戦第1局掛川対局

[ 2022年1月9日 16:38 ]

渡辺明王将が着用した徳川家康公、藤井聡太竜王が扮した山内一豊公の甲冑は掛川城御殿で展示中
Photo By スポニチ

 渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が挑戦する第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)が9日、静岡県掛川市で開幕。対局場の「掛川城二の丸茶室」と平行する「掛川城御殿」には、スポニチ正月版で両者が着用した徳川家康公と山内一豊公の甲冑が展示されており話題を呼んでいる。

 本企画の衣装協力は、城のふもとに店舗を構える「遠州掛川 鎧屋」。甲冑、刀剣、時代小物、衣裳の卸・小売と、武具、刀剣等の修復、複製などを行っている。例年、掛川対局では対局者が兜を着用して撮影することが恒例となっているが、2022年のスポニチ正月版では同店の全面協力のもと、両者にフル装備を依頼。迫力満点の紙面が完成した。

 店主の重田和義さん(52)は「渡辺先生、藤井先生の甲冑の着こなしはもちろん、目力の素晴らしさに圧倒されました」と驚いた様子。御殿での展示についての問い合わせが多数寄せられていると言う。「王将戦は年に一度の大戦。(展示されている甲冑が)〝将棋のまち〟を標ぼうしている掛川に来てもらうきっかけになればいいですね」と呼びかけた。 同店では、結婚式などの撮影サービスで「扮装体験」も行っている。掛川城を背景にした扮装と撮影サービスはコロナ対策で休業しているが、「コロナ禍が落ち着いたあかつきには〝王将戦フェア〟をやりたいですね」と意欲的だった。

続きを表示

2022年1月9日のニュース