先手の藤井竜王が47手目を封じて1日目終了 第71期王将戦第1局

[ 2022年1月9日 18:17 ]

<王将戦第1局第1日>封じ手を手渡す藤井竜王(右奥は渡辺王将)
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 渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が挑戦する第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)が9日、静岡県掛川市の「掛川城二の丸茶室」で開幕し、午後6時5分に先手の藤井竜王が47手目を封じて1日目が終了した。

 4連覇がかかる渡辺王将に対し、史上4人目の5冠王を目指す藤井竜王。振り駒の結果、先手番となった藤井竜王が▲2六歩と飛車先の歩を突き、後手の渡辺王将が△8四歩と応じ開戦。戦型は相掛かりとなった。

 竜王の41手目▲8六歩で王将の手がストップ。昼食休憩をはさんで91分を投入し、△1四歩。午後の着手はわずか5手と両者慎重な進行となった。藤井竜王が63分を費やして指し掛けとし、あすの命運を握る封じ手を立会人の森内俊之九段に託して1日目が終了した。

 消費時間は先手の藤井竜王が3時間36分、後手の渡辺王将が4時間5分。持ち時間は各8時間。対局はあす10日、午前9時に再開される。

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