「鎌倉殿の13人」三谷幸喜氏「見応え」小栗旬の“多面性”絶賛!フジ「わが家の歴史」高倉健役などに魅了
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俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は9日、15分拡大版でスタートする。30代ラストイヤーを迎えた小栗は「個人的に何かを望むということはなく、無事にこの作品を完走したいというのが本当に正直な気持ち。2021年に引き続き、とにかく、ひたすら撮影の日々になるので、そこを楽しみながら2022年を過ごしたいと思っています」と今年の抱負。“大河漬け”の1年に臨む。脚本を手掛ける三谷幸喜氏(60)も小栗に全幅の信頼を置く。
大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。
20年1月8日の制作発表時、小栗は同局を通じて「1年半にもわたり、1つのテーマ、1本のドラマに出演するという大河ドラマの経験は、生涯一度は体験したい…体験しなければならない…僕にとって俳優としての大きな関門であり、夢であり、挑戦であり、恐れさえ覚える覚悟の要る仕事です。しかし2年後、40歳という節目の年に放送される大河ドラマを演(や)れることに幸運と興奮と、大きな喜びを感じています」とコメントした。
21年6月にクランクイン。実際に撮影が始まると、国民的ドラマを背負う必要以上のプレッシャーはないという。放送スタートを前にインタビューに応じた小栗が大河の主役として送る日々の気持ちを明かした。
「やってみると、意外と今までの作品とそんなに変わらないんですが、もう半年以上、ほぼ毎日撮影をしていると、何か不思議な感覚を覚えるのは確かです。今回は仕事というより、生活の一部のようになっているんですよね。『なるほど、こういう感じをライフワークというのか』と思いました。まだまだ全然ゴールも見えないですし、道のりが長いので大変なことも多いですが、居心地はもの凄くいいです」
「作品上の年齢設定は曖昧にしているんですが、今回の北条義時という役は10代ぐらいからスタートして(11月下旬の)今は25歳ぐらいを撮影しています。そうすると、やっぱり日々、義時のことを考えることになるので、自分が義時なのか、義時が自分なのか、何だかよく分からなくなるような感覚になって。そういう経験は、大河ドラマの主役だからこそ味わえる醍醐味だなと思っています」
自分と義時の境目が揺らぐような“役への没入感”“役との一体感”は、数多くの作品の経験してきた小栗をして「そんなによくあることではないですね。久しぶりかもしれません」というほど。
三谷作品には10年4月のフジテレビ3夜連続スペシャルドラマ「わが家の歴史」、14年7月期のTBS日曜劇場「おやじの背中」最終回「北別府さん、どうぞ」(10人の脚本家による1話完結のオムニバス)、15年の映画「ギャラクシー街道」に出演しているが、主演としては今回が初タッグ。三谷時代劇も初体験となった。
三谷氏は今月1日午前0時台にNHKラジオ第1「ラジオ深夜便」に登場。小栗について語った。
「わが家の歴史」は昭和2~39年の激動の時代を明るく生き抜いた八女(やめ)家の人々を描いたホームドラマ。小栗は福岡から上京する八女家と同じ列車に乗る高倉健役を演じた。
学生服姿の小栗の芝居に、三谷氏は「高倉健さんにしか見えなかったんですよ。普段、似ていると思ったことはなかったんですけども、佇まい、雰囲気が『あぁ、健さんはきっとこんな感じだったんだろうな』と思わせる力を持っていらっしゃって」と感心。魅了されたことを明かした。
13年の大河「八重の桜」で吉田松陰役を演じた小栗にも瞬時に同じことを実感し「たぶん、小栗さんは役になり切るタイプ。逆に言うと、どんな役もできてしまう。今回の北条義時は最初は振り回される役どころですが、だんだん力をつけてきて、頼朝亡き後は精神的な後継者になって、どんどんダークサイドに入っていくんですよね。そういう多面性のある人物を、小栗さんが演じてくださるのが楽しみ。どんな瞬間の義時も、小栗さんはウソのないお芝居をされるはずだから、1年を通して義時がどう変わっていくのか、見事に演じてくださる気がしています」と期待。「あまりに1人の人物の多面性を出しすぎると一貫したキャラクターじゃなくなる難しさもありますが、5話ぐらいまで拝見しても、小栗さんは既に北条義時という1つの大きな柱がある中で、その都度その都度の顔をされていて、見応えがありますね」と絶賛した。
田舎の平凡な武家の次男坊・北条義時は、どう歴史の渦に巻き込まれるのか。物語は“大いなる小競り合い”(初回の副題)から幕を開ける。
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