TBS“韓流タッグ”で世界基準目指す 「愛の不時着」制作会社母体「CJ ENM」と協定締結で合意

[ 2021年6月15日 10:00 ]

大ヒットした韓国ドラマ「愛の不時着」(c)CultureDepot. (c)STUDIO DRAGON Corp. ALL RIGHTS RESERVED.
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 TBSグループが、韓国の総合エンターテインメント企業「CJ ENM」と番組の共同制作を含む戦略的パートナーシップ協定を締結することで合意した。グローバル市場をターゲットとするドラマ制作などさまざまな分野で協業していく。

 CJ社は韓国最大のコンテンツ企業で、テレビ、映画、音楽、動画配信など幅広いビジネスを展開。19年の第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた映画「パラサイト 半地下の家族」を配給、またグループ会社「スタジオドラゴン」は昨年大ブームとなった「愛の不時着」をはじめ数多くのヒットドラマを制作。高品質の作品は既に世界で認められている。

 TBSの大きな目的が、こうした世界基準の映像制作のノウハウを得ること。今後は両社で世界をターゲットにしたドラマやバラエティー、映画の共同開発・制作を目指すほか、音楽、ライブ、アニメなど、さまざまな分野での協業、人材交流も予定されている。
 TBSテレビの菅井龍夫専務は「世界戦略コンテンツが生まれることに期待している」。CJ社の映画ドラマ統括、チェ・ジンヒ副社長は「両社の制作力を生かし、グローバル市場を目標に多様なコンテンツを提供する予定」と話している。

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2021年6月15日のニュース