高岡早紀 映画「リカ」の笑えるほどの強烈さ 「この作品はコメディーでもある」

[ 2021年6月15日 07:40 ]

映画「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」で強烈な個性を発揮するリカ(高岡早紀)(C)2021映画「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」製作委員会
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 【牧 元一の孤人焦点】女優の高岡早紀(48)が主演映画「リカ ~自称28歳の純愛モンスター~」(18日公開)で新境地を開いた。2019年のドラマ「リカ」のヒットを受けての映画化。演じる主人公はパワーアップし、まさに怪物と化した。強烈過ぎるキャラクターを演じた胸の内を聞いた。

 ──初めて脚本を読んだ時は?
 「元々はリカが人類を超越した役だと思って演じていなかったので『難しい』と思いました。ドラマのようにタクシーに負けない速さで走ってしまうのは火事場のバカ力的なもので許容範囲でしたが、この映画のように飛んでしまうとなると、なかなか納得できませんでした」

 ──納得できた理由は?
 「このことでプロデューサーと話をした時に『この映画はコメディーでもあるので、笑ってもらえればいい』と。見て頂く方に笑ってもらえるということなら、エンターテインメントとして面白いと思いました。この作品はコメディーでもあり、ラブストーリーでもサイコでもサスペンスでもあるエンターテインメント映画です」

 ──アクションシーンは?
 「アクションは好きじゃないので、本当は飛びたくなかったんです。しかもワイヤーで飛ぶなんて、本当に嫌だと思いました。『怖いから、ちょっとにしてください』と言っていたんですが、実際に飛んでみたら思いのほか苦痛じゃなくて、体の負担もほとんどありませんでした。10年前くらいにやった時と比べて技術がとても進化していたんです。楽しくて、逆に、もっと飛びたいくらいでした」

 ──高岡さんはリカのように足が速い?
 「子供の頃は普通よりちょっと速いくらいだったような気がします。今でもそんなに遅くはないだろうと思っていました。でも、ドラマ『リカ~リバース~』で娘役の2人と一緒に走るシーンを撮影した時、ビックリしました。『ちょっと、あなたたち、待ちなさい!私はお母さんと同じくらいの年齢なんだから、そんなに一生懸命走っちゃダメでしょ』と注意したほどゼイゼイしちゃいました(笑)」

 ──リカは「純愛モンスター」ですが、高岡さんにとって純愛とは?
 「見返りを求めない愛、本当にピュアな愛…。何の見返りも求めずに、ピュアな愛を貫くなんて、とっくの昔にできなくなってます(笑)。愛だけがほしい、愛してくれるあなただけがほしいというのはちょっと怖いけれど、もの凄くピュアだなと思います。自分には考えられないし、絶対できない…。行きすぎるのは怖いけれど、そういう少女のようなところを持ち続けるのは貴重なことだとは思います」

 ──共感しますか?
 「ちょっとは共感できます。全ては共感できないけれど、少しでもそういう気持ちが残っていたら…とは思ったりします(笑)」

 ──花を贈られる場面の乙女チックな表情は素ですか?
 「そういう要素を持っていないわけじゃないですけど、素なのか?と聞かれれば、素じゃないです(笑)。リカはお花が大好きなので、お花を頂くと心から喜びます。だから、乙女チックな表情になるのだと思います」

 ──リカの行動の源は幸せの追求ですが、高岡さんにとって幸せとは?
 「家族と平和に過ごせているということだけで十分に幸せです」

 ──この映画ではドラマの時より若返って見えますが?
 「冒頭でリカは幸せな日々を過ごしていて表情が明るいんです。だから、そう見えるんじゃないでしょうか」

 ──私生活で若さを保つ秘けつは?
 「幸せでいることが大事だと思います。寂しい顔をしているより、ハッピーな顔をしている方が広角も上がるし、筋肉も使います。楽しいことがあればあるほど、笑顔が増えます」

 ──この映画で若く見えるということは、つまり、この映画には高岡さんの「幸せ」も映っているということ?
 「そういうことにしましょう(笑)」

 インタビュー中は終始、笑顔で、楽しげ。極めて難しい役柄を演じ切った充実感がうかがえた。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

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