高岡早紀、サイコパスな役柄に葛藤「好んでやりたい役ではない」 

[ 2021年6月15日 19:26 ]

映画「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」公開直前イベントに出席した(左から)内田理央、市原隼人、高岡早紀、佐々木希、松木創監督
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 女優の高岡早紀(48)が15日、都内で行われた映画「リカ~自称28歳の純愛モンスター~」(監督松木創、18日公開)の公開直前イベントに出席した。

 2019年に放送されたフジ系ドラマの「エピソード0」と言える劇場版。高岡は報道陣が大勢集まった会場を見渡し、「深夜ドラマから始まってまさか映画化されるなんて微塵も思っていませんでした。こんなに大勢の方がきてくれて、本当に、本当にうれしい」と感無量だった。

 高岡が演じるリカは、純愛を貫くには手段をいとわない自称28歳の女。この日、高岡はマイクを持つと「高岡早紀、48歳です!」と茶目っ気たっぷりにあいさつ。サイコパスなリカを演じたことについては「私にとってハードルが高い。サイコパスなイメージもないし、好んでやりたい役ではなかった。28歳じゃないのに28歳と言い切ってしまう役をやっていいのか悩んだし、普段口に出さないような『死ねばいいのに』みたいなセリフも心配でした」と葛藤を告白。それでも支持を集めての映画化に、「サイコパスな人間が多くの方に共感されたかはわかりませんが、リカも喜んでいる」とほほ笑んだ。

 劇中ではスパイダーマンのごとく壁をはうシーンがある。高岡は「ワイヤーで2、3メートルしか飛ばさないから大丈夫と言っていたのに、後から聞いたら6メートルも飛んだって」とぼやきつつも、「飛んでいるときは恐怖心が薄れて楽しさが勝っていましたけど」と回想。同シーンの撮影に参加していた内田理央(29)は「高岡さんが美しく飛ばれていた。そのときの興奮が忘れられない。めちゃくちゃ美しかった」と目を輝かせていた。

 そのほか、市原隼人(34)、佐々木希(33)、松木監督も出席した。

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