柿澤勇人 朝ドラ「エール」で名曲「長崎の鐘」歌唱 「少しでも和らいで頂けたら」
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【牧 元一の孤人焦点】俳優の柿澤勇人(33)が23日放送のNHK連続テレビ小説「エール」で、主人公・古山裕一(窪田正孝)のモデルとなった古関裕而さんが作曲した「長崎の鐘」を歌った。
インタビューに応じた柿澤は「この歌は被爆した長崎、戦争で傷ついた日本を癒やすための祈りの曲。戦争とは全く違いますが今の時代もコロナ禍で皆さんは何かしら嫌な思いを抱えて生きていらっしゃると思います。この歌で少しでも和らいでいただけたらうれしいです」と話した。
「長崎の鐘」が発売されたのは、終戦から4年が経過した1949年。米軍の原子爆弾投下で自ら被爆し、妻を失った長崎医大の永井隆博士の著書などから構想を得てサトウハチローさんが作詞。古関裕而さんが作曲し、藤山一郎さんが歌った。藤山さんはこの曲で1951年の「第1回NHK紅白歌合戦」の大トリを務めた。
「エール」で藤山さんをモデルにした歌手・山藤太郎を演じているのが柿澤。すでにドラマの中で、藤山さんが戦前に歌った「丘を越えて」も披露している。
撮影に臨むに当たって課題となったのが、藤山さんの歌唱法。柿澤はミュージカルで活躍する実力派だが、藤山さんを知る視聴者に違和感がないようにするため研究が必要だった。
「藤山さんは余計なことをしない。技術を見せるというより、本当にシンプルに歌う。歌い上げるというより、語るという印象。その曲の音の流れと歌詞を重要視しているのではないかと思った」
その歌唱法を自ら実践しようとすると困難に直面。自由に歌えるのならば、もっと声を張ったり感情をこめたりするが、藤山さんらしく歌うために抑制が必要だった。
「特にミュージカルは劇場の奥の方まで届かせようと思って声を張る。感情もだだ漏れになる。でも、藤山さんはそうじゃない。抑えるところは抑えている。しかし、実は藤山さんはもの凄く声量があって、それがマイクに乗っている。あれはすごいこと。すごい歌い方をしているのに、そう思わせないところが格好いい」
収録前、自分の歌声を録音し、藤山さんの歌声と比較しながら反復練習。自分の歌をいかに藤山さんの歌に寄せられるかを追求して本番に臨んだ。
「『丘を越えて』を歌った後、藤山さんの娘さん、お孫さん、ひ孫さんとお会いする機会がありました。その時、娘さんに『若い頃の父にそっくり。本当に研究なさいましたね』と言っていただきました。娘さんに気に入ってもらえたのが一番うれしかったです」
そして、迎えた「長崎の鐘」のレコーディングのシーン。「丘を越えて」はリズミカルでテンポが早いため、比較的歌いやすかったが、「長崎の鐘」はスローテンポのため、より歌唱力が問われた。
「リラックスして、脱力したところで歌わないと、声が震え、音程もぶれる。収録ではファーストテイクでいい感じになったのですが、よくよく聞いてみると音程がぶれていた。『もう1回やらせてください』とお願いして2、3回やらせて頂きました」
特に難しかったのが、サビの部分。この曲は短調で始まるが、途中の♪なぐさめ はげまし…のところで長調に転じる。
「そこは男性にとって微妙な音域。声を張りすぎると藤山さんらしくなくなる。かと言って、裏声で歌えば弱々しくなる。あんばいが難しかった」
その歌唱シーンの放送後、ネットには「感動で背筋がゾワッとした」「泣いちゃった」「鳥肌が立った」「心にしみる」など称賛の言葉が並んだ。
「『長崎の鐘』は短調から長調に変わるところで癒やされる。そこから嫌なものが溶けていく感じになる。だから、当時、長崎の人たち、日本の人たちの傷を癒やしたのでしょう。あらためて歌の力、音楽の力を感じたので、役者を続けていく中で生かしていきたいと思います」と笑顔を見せた。
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。
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