藤井七段に聞く「記録は意識していないが、タイトル戦の舞台うれしい」

[ 2020年6月5日 05:30 ]

藤井聡太七段 最年少タイトル戦挑戦者に

棋聖戦挑戦者決定戦で永瀬拓矢2冠に勝利し、最年少タイトル挑戦を決めた藤井聡太七段(奥)が会見
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 【藤井七段に聞く】

 ――タイトル挑戦を決めた今の気持ちは?
 「今日は記録挑戦というのは意識せずに盤上に集中しようと思って対局に挑んだ。まだ実感があまり湧かないですけど、第1局がすぐにやるのでしっかり気持ちを入れ替えたいと思う」

 ――最年少での挑戦になるが?
 「記録は意識していないが、タイトル戦という目標の舞台に立ててうれしい。これで前に進めると思います」

 ――この2カ月対局ができないという時期があったが?
 「対局が空いた部分で自分の将棋としっかり向き合うことができたのかなと感じています」

 ――今回の初挑戦はどのような位置づけ?
 「トップ棋士の方とじっくり戦うことができる。5番勝負を通して自分もまた成長したいなという思いがあります」

 ――タイトル戦はどのような存在?
 「一つの最高の舞台なのかなという印象。最高の舞台にふさわしい将棋を指したいという気持ちがあります」

 ――時間のマネジメントがこの半年くらいのテーマだったように思うが?
 「5番勝負に向けてそのあたりを修正できればと思っています」

 ――観戦したファンに向けて。
 「5番勝負でも最善を尽くして熱戦にできるように頑張りたいと思っています」

 《藤井の勝負メシ》藤井のこの日の“勝負メシ”は将棋会館近くの食堂、鳩やぐらの「豚の甘辛スタミナ焼き弁当(ご飯小)」だった。永瀬2冠は「肉豆腐(キムチ)弁当」を頼んだ。

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