NHK武田真一アナ 木村花さんへの誹謗中傷「やりきれない」 リアリティー番組「私たちも考えないと」

[ 2020年6月5日 13:20 ]

NHK・武田真一アナウンサー
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 NHKの武田真一アナウンサー(52)が4日、キャスターを務めるNHK総合「クローズアップ現代+」(火~木曜後10・00)に出演。恋愛リアリティー番組「テラスハウス」の出演者で、5月23日未明に亡くなった女子プロレスラーの木村花さん(享年22)について言及した。

 番組では、花さんが出演していた恋愛リアリティー番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」での言動がきっかけで、SNSを通じて激しい誹謗中傷を受けていたことを特集。周辺の取材で花さんの素顔を掘り下げ、ネットでの誹謗中傷がなぜ起こるのか、裁判の難しさなどを取り上げた。

 武田アナは「素顔は明るくて、本当に優しかったという花さん」と、取材で分かった花さんの人柄に触れ、「テレビで放送された一面だけで激しい誹謗中傷を受けたことはやりきれない思いがします」と悔しさをにじませた。

 自身も誹謗中傷の被害経験があるという、ゲストの会社経営者でユーチューバーの葉山潤奈さんは「花さんは反論したくても反論できなかった」とし、「普通にしていても、2、3件、叩かれているコメントがあるだけで、この人は叩かれても当然な人と見られて、どんどんエスカレートしてしまったり、怖いなと思う。反論してしまうと、スルースキルがないとか、子どもっぽいとか、今のおかしい当たり前が定着していて、私も黙ったりすることはある」と自身の経験を踏まえてコメント。武田アナは「有名でネットで存在感がある人でも声を出せなくなってしまう現実があるわけですね」と受け止め、「(誹謗中傷は)本当は一部の人しか書いてないってことですよね」と語った。

 ネット炎上について研究している国際大学GLOCOM・山口真一准教授は「(誹謗中傷の)きっかけはテレビなどのマスメディアが影響していることが多い。視聴者の批判的な感情をあおることによって、人気を得る、視聴率を獲得するという、ビジネスモデルに走ってしまったことが今回の事件の背景にある。昔と違って、今の情報社会では誹謗や批判を誰も自由に直接演者に対してかけてしまう。そのために、ビジネスモデルを変えるというか、情報社会に適した番組、報道の在り方を今一度検討していく必要がある」と指摘。武田アナは「リアリティー番組がきっかけになった。SNS時代に、テレビを作っている私たちも考えないといけないことだと思った」とテレビを作る側の人間としての思いを口にした。

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