W受験ドラマ来年に延期 コロナで4月期作品の放送ずれ込み 「密」になる教室撮影、夏休み収録も困難

[ 2020年6月5日 05:30 ]

TBSの「ドラゴン桜2(仮)」で再び熱血教師を演じる俳優の阿部寛
Photo By 提供写真

 今夏に予定されていた受験ドラマ2作品の放送が来年に延期されることが4日、分かった。阿部寛(55)主演のTBS「ドラゴン桜2(仮)」(日曜後9・00)と、柳楽優弥(30)主演の日本テレビ「二月の勝者―絶対合格の教室―」(土曜後10・00)の2本。

 両局とも出演者に撮影、放送を見送ると説明済み。「ドラゴン桜2」は高校が舞台の大学受験ドラマ、「二月の勝者」は塾が舞台の中学受験ドラマ。芸能事務所の関係者は「どちらも来夏を軸に編成を検討すると聞いている。東京五輪の放送との兼ね合いもあるので、まだ時期が固まっていない」と明かした。

 一番の要因は新型コロナウイルスの影響で延期中の4月期作品の放送が夏にずれ込むこと。同じ枠の4月期はTBSが「半沢直樹」、日テレは「未満警察 ミッドナイトランナー」。両局は7月までに放送を開始する方向で調整しており夏の2作品が押し出される形となった。

 コロナで学園ドラマの撮影が困難という事情もある。教室での撮影は「密」になる恐れがあり、生徒役のエキストラを多用する場面ではソーシャルディスタンスの維持が難しい。制作関係者は「ロケ場所を借りることもできないのが現状。仮に秋の放送としても、撮影が間に合わないかもしれない」と明かした。

 学園ドラマは学校の長期休暇に合わせて撮影することが多く、夏休みは最適の時期。出演者の学業への影響を抑えられるからだ。だが今年は多くの学校で夏休みの短縮が濃厚で、こうした配慮も意味をなさなくなる。生徒役のオーディションも中断されたままだ。

 “受験の天王山”と呼ばれる夏。この時期の放送を決めたのは「受験生を応援したい」という制作者の思いがある。関係者は「来年こそ万全の態勢で放送したい」と話している。


 ▽ドラゴン桜 三田紀房氏の漫画が原作。低偏差値の高校を舞台に元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部)が生徒とともに東大合格を目指す物語で、05年にドラマ化。最終回平均視聴率20・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とヒットした。15年ぶりの続編となる今作は10年後を描く。弁護士業に戻っていた桜木が依頼を受けて再び教壇に立つ。

 ▽二月の勝者―絶対合格の教室― 高瀬志帆さんの漫画が原作。中学受験をテーマに家族や教育問題をリアルに描いた内容で、漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中。主人公は鋭い洞察力と行動力を持つカリスマ塾講師・黒木蔵人(柳楽)。業界トップの塾をやめて中堅塾の校長に就任し、子供や親の意識改革をしながら名門校合格へと導く。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「嵐」特集記事

2020年6月5日のニュース