カブス オフの補強点はパワーヒッター 長打率21年・639から22年・403に落ちた鈴木にも期待

[ 2022年8月18日 10:27 ]

16日(日本時間17日)のナショナルズ戦に出場し、勝利に貢献したカブス・鈴木誠也(AP)
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 カブスのジェド・ホイヤー編成本部長(48)が同球団の専属TV局マーキースポーツネットワークの番組でこのオフの補強について語った。

 「未来に向け本当に特別なチームを作り上げるのが私たちのゴール。ただ同時に毎年優勝争いには加わっていきたい。来季に向けて間違いなく私たちには補強資金がある」とコメント。23年のチーム年俸のうち、決まっている金額は9250万ドルだけ、24年については5千万ドルだけ。枠はたっぷりあいており、オフに大物FA選手を取りに行けるといい、補強ポイントはパワーヒッターと投手だと明かした。特に打者については「今季はゴロが多かった。打席の質は悪くなくてよく出塁はしているが、併殺が多かった。そして長打が少なかった、そこを何とかしていきたい」と具体的だ。

 カブスは17日現在(日本時間18日)本塁打数118本は全体17位、長打率・395は15位、得点数484点は22位。ゴロ併殺は101個で3番目に多く、ゴロアウト/フライアウトの率は1・12で3番目にゴロアウトが多い。個人別に長打率を見るとウィルソン・コントレラスが・455でメジャー全体で42位、イアン・ハップが・449で48位、パトリック・ウィズダムが・438で57位、ニコ・ホーナーが・429で68位だ。鈴木誠也は・403である。鈴木の長打率は広島カープでは9シーズンの平均で・570、特に21年は・639だった。だから今季カブスは鈴木を4番で29試合、3番で17試合、2番で19試合に先発させてきた。おそらくシーズンの残り試合も中軸を任せ、カープ時代のパワーを発揮してくれることを期待するのだろう。ちなみに鈴木のゴロアウト/フライアウトの率は0・70で、ゴロキングではない。その上で、オフにパワーヒッターを補強するのである。

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2022年8月18日のニュース