阪神・矢野監督と一問一答 19日は「悠輔がスタメン」巨人戦で大山の先発明言 コロナ陽性で5日に離脱

[ 2022年8月18日 22:40 ]

セ・リーグ   阪神10―2ヤクルト ( 2022年8月18日    神宮 )

<ヤ・神>連敗脱出を喜ぶ矢野監督(左から3人目)ら阪神首脳陣(撮影・村上 大輔)
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 阪神が連敗を8で止めた。コロナ陽性判定を受けた中野が復帰した試合で、打線が爆発。ロハスの8号3ランに加えて原口にも今季1号が飛び出した。2点優勢の7回は2死走者なしから5安打で5得点を挙げ、試合の流れを決定付けた。

 矢野監督と報道陣との主なやりとりは以下の通り。

 ―3回、7回は2死からしぶとく得点できた。
 「(西)純矢がね、まず頑張ってくれて、(そこで)先制できたのが大きい。1点じゃなくてね、(ロハス)ジュニアのホームランで3点っていうのも大きかったと思うんで。もちろん、2アウトからの得点も、最近、点をなかなか取れていなかったので、(7回の)島田のタイムリーもすごく良かったし。きょうはいい攻撃ができたなと思う」

 ―中野が復帰して機能した。
 「うんまあね。本当は明日(19日の巨人戦)からかな、と思っていたんだけど。(中野)拓夢場合は無症状で、7日間の隔離期間(で済んだ)だったんで。まあまあ、急きょってことになったけどね、守備でもいいプレーしてくれたし、拓夢らしいバッティングでヒットも出たので。一つ、よかったなという部分かな」

 ―あすから大山も戻ってくる
 「うん、悠輔(大山)も呼びます」

 ―中野は体が問題ないという判断?
 「問題ないというか、そりゃあ、準備をもうちょっとさせてやりたいけど、残り試合とかチーム状況を考えたらそういうわけにもいかないので。悠輔だってもちろん、もうちょっと日にちを空けたり、シートだけじゃなく、(2軍で)試合も経験させてやりたいけど、総合的な判断というかチーム状況が厳しいので。状況を見ながら、体がしんどいなら途中で代えることもあるやろうし。そこは臨機応変にやろうかなと思う」

 ―5番の原口が本塁打。
 「いやあ、フミ(原口)らしい。こちらに上がってくる前のファームの時からすごく状態が上がっていたし。ロドリゲスが(普通に)やっていたら、なかなかフミのチャンスはなかったかもしれないけど。そういうチャンスをものしてくれたんで。明日は悠輔(大山)がスタメンで行くので、フミは後からになっちゃうけど、ここぞっていうときにまた行ってもらうと思うんで。まあきょうの試合の中でも、(ソロが)大きかったなと思う」

 ―(原口は)長打が期待できる右打者。
 「まあ長打っていうかね、まあまあそりゃ結果的に長打はプラスアルファやけど、しぶといバッティングがフミのバッティングなので。そこはいい感じになってきてるかなと思う」

 ―佐藤輝は4番に戻って適時打を打った。
 「う~ん、まあねえ、すごくいいから4番に戻したってわけでもないんだけど。この3連戦で、前の状態よりちょっと良くなっている感じはあったんで。きょうも、いい打席はどっちかというと少なかったけど、まあ1本出たし。きっかけにしてくれたらなと思うんだけど」

 ―再び4番を託すということは期待している。
 「まあ、それはそうなんだけど。もちろん、2年目だからとかじゃないけど、輝(佐藤)しかいないでしょっていう状態になってくれることが、チームにとってももちろんふさわしいし。そこに悠輔も譲らんよっていうことになればいいんだけど、現状、そういう状態で4番になってるわけじゃない。そこは将来性も含めて、あそこで使って成長してくれたらなと思う」

 ―西純について。
 「まあまあ、(2軍に)落ちる前はバランスがあまり良くないなかった。それに比べると、いい感じのボールが多かったと思うし。5回も2点で粘ってくれたんで、それは大きかったと思う。コロナで先発ピッチャーも苦しいんで、(西)純矢に頑張ってもらえたらなっていうような投球をしてくれたので、よかったなと、ひとまず安心しています」

 ―5回は守備の嫌なミスから2失点。
 「結果的にヒットだけど、あれは輝が絶対に捕らないといけないプレー。だから、さっき言ったようにそこを2点で止めてくれたっていうところが、もちろん自分にも勝ちがつくしね。今日の1個のオレの中での大きなポイントだったかなと思います」

 ―岩貞も力強い球を投げた。
 「まあ、もちろん2人ともアウト取ってくれということはそうだし。村上を三振取ったからいいよじゃないところもあるけど。でもやっぱり村上って、ピッチャーにとって大きなプレッシャーのかかるバッターなので。そういうところでは、サダの最低限の仕事はやってくれたし、加治屋もその後しっかり投げてくれたので。あのイニングも動きそうなイニングなので。ピッチャー陣が粘ってくれたかなと思います」

 ―久しぶりスタメンの坂本も村上の意表をつくリードなどもあったが?
 「そうなん?(笑)持ち味というか、丁寧にというか、いろんな配慮しながらできるキャッチャーなので。そういう(坂本)誠志郎らしさは出た試合だったと思う」

 ―連敗が止まった。明日から一戦一戦。
 「うーんまあね。ちょっとね。『これで』ってところまでまだ来られてないかもしれないけど、自分らで引き寄せるしかないんでね。この1勝から良いヒットが出た選手も多いんで。ウチはまずピッチャーが頑張って、というチームだけど、タイガースらしい野球を。残りの試合、まだまだ上を目指せる位置にいるので。頑張っていきたい」

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