【甲子園】下関国際・賀谷、汚名返上の逆転打に嬉し涙「5回に自分のエラーで点が入ってしまったけど…」

[ 2022年8月18日 17:53 ]

第104回全国高校野球選手権第12日・準々決勝   下関国際5-4大阪桐蔭 ( 2022年8月18日    甲子園 )

<大阪桐蔭・下関国際>9回1死二、三塁、下関国際・賀谷は中前に逆転の2点適時打を放つ(撮影・奥 調)
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 下関国際(山口)が春夏連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)を5-4で下し、初の準決勝進出を決めた。

 ヒーローは4番の賀谷(3年)だった。1点を追う9回、連打と犠打でつくった1死二、三塁の好機、カウント1-1から140キロの直球をフルスイング。中前に弾き返すと2者が返って逆転。会心の決勝打でついに大阪桐蔭を捕らえ、チームを勝利に導いた。

 汚名返上を誓った打席だった。同点の5回に適時失策で勝ち越しを許していたが、チームメイトは賀谷を責めなかった。「5回に自分のエラーで点が入ってしまったけど、チームのみんなが『オマエに大きなところで回すから』と。そういう場面をみんながつくってくれた」と嬉し涙を流しつつ、仲間に感謝した。

 下関国際としては初のベスト4進出。「先輩たちのベスト8を超えることを目標にやってきて、大阪桐蔭さんに向かっていこうという強い気持ちでした。バッティングピッチャーや、ベンチに入れなかった3年に支えられてやってきたし、期待に応えられて良かったです」。改めてチームメイトへの思いを口にしつつ、次の目標を聞かれると、「日本一を目標に一戦一戦戦っていきたい」と力強く締めくくった。

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