【甲子園】聖光学院 初回逆転適時打含む4打点の4番・三好「チームに勢いが与えられた」目標は「日本一」

[ 2022年8月18日 21:25 ]

第104回全国高校野球選手権大会 準々決勝   聖光学院10―5九州学院 ( 2022年8月18日    甲子園 )

<準々決勝第4試合 聖光学院・九州学院>1回1死二、三塁、聖光学院・三好は左翼線に適時二塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 3年ぶり17回目出場の聖光学院(福島)が7年ぶり9回目出場の九州学院(熊本)と対戦し、10―5で勝利。春夏通じて初の4強入りを果たした。

 打線は0-1と先制を許した初回、先頭安打から1死二、三塁に4番・三好(2年)の左翼線2点適時二塁打で逆転。なおも1死満塁から7番・伊藤(3年)の中犠飛、8番・生田目(3年)の中前適時打、捕逸で3点を加えた。4回には3番・安田(3年)の右前適時打、三好の左中間越え2点適時二塁打、5番・山浅(3年)の右前適時打で4点を奪い、リードを広げた。9-4で迎えた6回には暴投で加点した。

 投げては先発・佐山(3年)が初回に1点、5回に3点、7回に1点を失ったが、完投で逃げ切った。

 聖光学院は08年、10年、14年、16年夏と13年春の8強を超える成績となり、福島県勢としても1971年に準優勝した磐城以来51年ぶりの4強入りとなった。

 初回に逆転の2点適時二塁打、4回にもリードを広げる2点適時二塁打を放った2年生4番の三好は「初回から点数が入る形っていうのは自分たちでも想像してなかったんですけど、初回からどんどん攻めて行って相手のベンチまで飲み込むっていう、攻める姿勢っていうのが良かったのかなと思ってます」と回顧。初回に打った際には「一番はほっとしたっていうのと、チームに勢いが与えられたかなと安心した部分はありました」とも話した。

 13安打10得点のチームの強みについては「打つ投げるもそうなんですけど、一番は一人一人の気持ちっていうところで、気持ちの部分では絶対に相手に負けないぞっていうのがこのチームの強みかなって思っています」と語った。

 福島県勢として51年ぶり、チームとしては初の4強入りについては「聖光学院がベスト4っていうのは初なんですけど、自分達は日本一って言う目標に向かってやっているので、ベスト4に関係なく一戦一戦戦いたいなと思ってます」と言い切った。

 続く20日の準決勝では仙台育英(宮城)と対戦する。「同じ東北地区って言うのもあるんですけど、相手は関係なく、自分たちができる野球って言うのを全力でやって、やり切って終わりたいなって思ってます」と力を込めた。

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2022年8月18日のニュース