新庄監督「ボールが逸れたからコリジョン認められなかった…わざとそういう練習しようかな」

[ 2022年8月18日 22:57 ]

パ・リーグ   日本ハム1ー2楽天 ( 2022年8月18日    札幌D )

<日・楽>7回、松本剛の同点スクイズが決まるもガッカリする新庄監督(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは18日の楽天戦に1点差で敗れ、同一カード3連敗となった。

 ストレスのたまる試合だった。4回、近藤のホーム突入でリプレー検証要求も、コリジョンが認められず。7回1死二、三塁で松本剛に2ランスクイズのサインも二走アルカンタラは三塁で止まってしまうなど、サインミスも相次いだ。試合後、新庄監督の一問一答は次の通り。

――(自ら)

「なんでしょう。うーん、なんでしょう?」

――松本剛のスクイズは2ランか

「バリバリ2ラン。弱いチームが強いチームに勝つのは、ああいう作戦をとって、1対2にしておいて、勝っていかないとね。なかなか勝てる相手ではないし。外国人ピッチャーじゃなかったら、2ランスクイズではなく、スクイズにしていたんですけど。セカンドランナーが外国人だったという…。サインねえ。ああいうところですね。あの2ランスクイズが決まっていたら、伊藤君はランナー一塁出た時点で代えていますからね。まあ結果こういう形になったということは、ダメだったと」

――伊藤は悔しそうだった

「それは悔しいでしょ。同点に追い付いて、あそこはね、これから勝てるピッチャーになっていくためには、あそこポンポンと抑えてうちの攻撃をね、リズム良く攻撃にもっていっての逆転で。勝てる投手というのはそういうところができると思うので。そういう面では悔しかったでしょうね」

――(自ら)

「というか…コリジョン? あれはボールが来る前はラインから外れていて、ボールが逸れたから、ああいう形になってコリジョンが認められなかった。じゃあ、そういう練習をすればいいんじゃないかな。わざと。こっちがね。ルールを味方じゃないけど、そういう練習をしようかなと思いましたね」

――近藤がぶつかっても

「そうなんですよね。まあまあ、それは審判に聞いてください」

――前日の今川の幻の三塁打含め、ツキがない

「まあまあそういうときもありますからね。逆に向こうがそういうケースでうちが点数入るときもあるし。それは」

――清宮の三塁スタメン。試してみたかったか

「そうそうそう。いつもノックを受けているし、きのうも無難にさばいて、送球もいいし。意外とファーストの動き…いつもファーストの動きでたまに落としたりするんですけど、サードの動きの方が合うんじゃないかなとか、思って。ジェイもエラーしないしね。逆でもおもしろいし、野村君もなに、と思うと思うし。送球はいいんですよね、清宮君。ゲッツーがどうかな、というところぐらい。それは経験していったら。まあ試しというか、見てみたいなと」

――野村も捕手をやりはじめたが

「捕手? あれ。ちょっと待ってください」

――清宮は三塁でも

「使っていきたいですね。とりあえず、あしたも。サードで。セーフティーバントの処理とか、どれぐらいの動きができるのか。意外と走らせたら速いんですよね。そうそうそう。一回、エラーした後の気持ちの面の強さがどうかな。野村君の場合はそれがちょっと、バッティングにも影響してくるタイプだから。タイプも見極めたいというか、エラーしても次いいプレー出来るタイプなのかな~っていうのは見てみたいですよね。でも、なかなか飛んでいかん。それでいいんだけど」

――三塁手用のグラブをつくらせて

「ねっ。ちょっと面白いよね。まあまあ、いつも俺ショート守りなさいって練習で。なぜかというと、ショート守って強いボールを放りなさいって、バッティングにも影響するんですよ。こういうためが出来て、バッティングのこういう動きになるから、そういう面でショートを守りなさいと、練習していたらゴロの感覚も分かるだろうし、そういう意味でも、サードショートに練習させていましたね」

――アルカンタラ2ランスクイズはサインが伝わっていない

「いや、もうもう2ランスクイズのサインが出た時点でサードランナーより、速くというか、ピッチャー見えないんだから、はやめに切って、映像見たらサードの手前で緩めていたので、分かっていなかったと思う。本人は分かっていると言うと思うけれど、そういうもんなんですよ。日本語ワカラナイって。そういうまあ、そういうのもね。しっかり来年日本でプレーしたかったら、そういうところをしっかりして貰わないと。いい選手なんですから。足も速いし、ツーツーかなセーフティー。イメージ的に三振のイメージあったから、セーフティーでしんいってボール球見逃してくれたら、勝ちかなと思ったらファーボール狙いですね」

――エンドラン空振り

「エンドランじゃない」

――単独スチール

「あっエンドランだ。エンドランだ。綺麗に空振りしてくれましたね。だから代えた。当たらないってことだから。素晴らしい空振りでしたね」

――7回中島君の打席でもミスがあった

「あれエンドランのミス。多いけど、まあ気持ちも分かる。多すぎるから、減らすことはもう出来ないからね。こういう作戦で、来年たぶんあと6個くらい増えるから。サイントータルで37個。大変だわ。でもね、そうやっていかないと勝てないから。なかなかね」

――サインミスは増えている、減っている

「増えるしかない。減ることはない。きょう大阪桐蔭の試合見ました?」

――トリプルプレー

「あれはいい作戦。バントシフト敷いていて、ああなりましたけど、一、二塁で盗塁をしてたぶん彼はピッチャーとの間に強いしていったんじゃないかなって。普通のバントじゃなかった。押していたので。(メモするポーズ)大好きああいうの。トリプルプレーになりましたけど、あれ成功したら作戦成功ですからね。ただただ、選手がね。たまたまミスしただけ。ああいう高校生とかの、テレビ見ていたらすごいメモすること多い」

――よく見る

「見ます。見ます。プロだからそれをしたら恥ずかしいとかは僕にはない。参考になるところは少年野球だろうが、中学校の野球だろうが、プロとして実力があるんだからそういうプレーをしっかり練習すれば出来ると思うので、こういうところがプロ野球を変えたいところですかね。明日、移動試合?はい」

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