【甲子園】大阪桐蔭主将も「のまれそうに」 9回の大手拍子にネット賛否「9回表になって急に…」

[ 2022年8月18日 18:33 ]

<大阪桐蔭・下関国際>9回1死二、三塁、下関国際・賀谷の適時打で二塁走者の松本(4)が逆転の生還をし喜ぶナイン(撮影・奥 調)
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 今大会でも屈指の大熱戦となった大阪桐蔭と下関国際の激闘に、スタンドも大いに盛り上がった。

 とりわけ下関国際が1点を追う9回、1死二、三塁と一打逆転のチャンスをつくると、球場全体が大きな手拍子に包まれた。まるで全員が下関国際の応援をしているかのような雰囲気。そんな追い風に乗って4番・賀谷が逆転打を放つと、手拍子と割れんばかりの歓声が上がった。

 この異様な状況は、グラウンドでプレーしている選手にも微妙な影響があったようだ。大阪桐蔭・星子天真主将(3年)は「それだけの練習はやってきていたんですけど、のまれそうになるというか。2年生の前田が投げていたんですけど、その時に声をかけられなかったのが申し訳ないと思います」と後輩の左腕をかばった。

 一方、1点を追う形となった9回裏の大阪桐蔭の攻撃時にも、バッターを後押しするような手拍子が起きていた。

 この様子を多くのファンがツイッターに投稿。「全観衆の手拍子が共鳴して、マジで甲子園全体が下関の応援してるくらいだった」「球場全体の手拍子が下関国際の打線を生んだと言っても過言ではない」など、驚きの声が多く上がった。また、中には「大阪桐蔭完全アウェイ」「高校野球の応援ってもう少しモラルないのかな?9回表になって急に一塁側から下関を応援する手拍子。色々考えさせられました」「手のひら返したように観客が下関国際に手拍子するのなに?」など、大阪桐蔭に同情するファンも多かった。

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