高松商・浅野「絶対打ってやるという思い」 近江・山田との対決で快打誓う

[ 2022年8月18日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権大会

高松商・浅野(撮影・坂田 高浩)
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 第104回全国高校野球選手権は17日、準々決勝前としては大会初の休養日が設定された。18日の4強をかけた争いで最も注目を集めるのは今秋ドラフト上位候補対決。3回戦の海星戦で満塁弾を放った近江・山田陽翔投手、2回戦の佐久長聖戦で2本塁打を放った高松商・浅野翔吾外野手は互いにライバル意識をのぞかせ、2人とも主将として必勝を誓った。

 自他ともに認めるライバルだからこそ燃えたぎるものがある。高松商・浅野は近江・山田に敬意を表しつつ、胸の高鳴りを素直に表現した。

 「世代No・1投手だと思っているので、最後の大会で対戦できて、とても光栄。早く対戦したい。絶対打ってやるという思いです」

 2戦で6打数4安打4打点。2本塁打で4得点と、ここまでは1番打者として申し分ない仕事。山田に対しても勢いそのままに向かっていく。「甘い球というのは多少くると思う。見逃してしまうとあのレベルのピッチャーを打つのは難しい。ボール先行でもストライクがきたら振っていく」と好球必打を攻略のポイントに挙げた。3回戦で近江が海星を下した試合は宿舎でテレビ観戦。自身も熱戦を終えたばかりで半ば居眠りしていたが「起きた瞬間に(山田が)満塁ホームラン。目が覚めた。すごいなと思った」。大いに刺激を受けた。

 この日は雨天のため予定された練習はできなかったが、リフレッシュして体調は万全だ。過去、4強進出した2度はともに優勝。昨年12月に指導を受けた日米通算4367安打を誇るイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)に最高の報告を届けるためにも、水原茂(元巨人監督など)を擁した1927年以来95年ぶりの頂点へ、湖国の英雄を打ち砕く。(北野 将市)

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2022年8月18日のニュース