二盗!三盗!ソフトB・三森の足技で首位・西武に快勝 復帰後初安打もマーク「少しほっとしました」

[ 2022年8月18日 04:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5-3西武 ( 2022年8月17日    ベルーナD )

<西・ソ>4回、甲斐のスクイズで生還しナインに出迎えられる三森(右)(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 足攻決めた!ソフトバンクは17日、西武を5―3で下した。初回に周東佑京内野手(26)の二盗などで相手を揺さぶり、3点を先制。3―2の4回には左手親指骨折から復帰したばかりの三森大貴内野手(23)が二盗、三盗を連続で決めるなどし、貴重な2点を追加した。チームの連敗を2で止め、首位・西武とのゲーム差を再び1・5とした。

 左手親指骨折から復帰2戦目の三森が躍動した。1安打2盗塁で勝利に貢献。「ヒットが1本出たので少しほっとしましたし、これからまた結果で貢献できていければ」とヒーローインタビューで喜びを語った。

 まずは自慢の俊足で魅せた。3―2の4回無死一塁、柳町に対しての初球だった。足を高く上げ、モーションが大きい平井を見て二盗を仕掛けた。捕手の森は二塁に投げることすらできない。さらに続く2球目に三盗に成功。「うまくタイミング良く行けたし、思い切りも良かった」と満足げに振り返った。そして甲斐のスクイズで生還。藤本監督は「あれは見事。出塁すれば足も使える」と働きを称えた。

 5―3の6回先頭では2番手・隅田の直球を振り抜いて右翼フェンス直撃の二塁打。けがから復帰後7打席目で初安打が出た。7月10日の日本ハム戦で一塁にヘッドスライディングした際に左手親指を骨折し、全治3カ月の診断を受けたが、1カ月ほどでスピード復帰。「悔しかったし早く戻ろうと思った。指以外、元気だったのでね」。前半戦で不動のリードオフマンとして活躍した頼もしい男が帰ってきた。

 初回には先頭の周東が右前打で出塁後に二盗に成功。相手バッテリーを揺さぶり、3点を先制した。小刻みな継投も決まり、会心の勝利。首位・西武との直接対決第2ラウンドを制し、ゲーム差を再び1・5とした。

 ペナントレースも残り39試合となった。藤本監督は「今日は全員使っても絶対に勝とうと言っていた。負けたらズルズルといきそうだった」と勝利の味をかみしめ、「(3戦目も)何とか全員で勝ちにいきたい」と言葉に力を込めた。カード勝ち越しを決め、再奪首へ弾みをつける。(井上 満夫)

続きを表示

2022年8月18日のニュース