パドレス右腕マスグローブが11試合連続QSで防御率トップの1・50、価値がうなぎ上り

[ 2022年6月11日 15:53 ]

パドレスのマスグローブ(AP)
Photo By AP

 パドレスのジョー・マスグローブ(29)が10日(日本時間11日)のロッキーズ戦で今季11試合目の先発登板、6回4安打無失点、8奪三振の好投で、チームも9-0で勝った。

 マスグローブは今季の登板試合全てクォリティスタートと安定しているが、特にこの4試合は27イニングでわずか1失点と相手打線を沈黙させている。ここまで負けなしの7勝0敗で防御率はリーグトップの1・50だ。ボブ・メルビン監督は「誰も今のマスグローブとは対戦したくないだろう」と目を細める。パドレス打線は4回までに5点を奪い、早々と試合を決めた。

 マスグローブは「打線が序盤からしっかり援護してくれたので、いろんな球種を投げることができた」と話している。サンディエゴ出身のマスグローブは、かつてのパドレスのエースで07年のサイヤング賞投手ジェイク・ピービーの44番を付けているが、憧れの人に続く可能性も出てきた。

 そんなマスグローブだが、このオフにFA権を取得する。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は契約延長の話し合いが行われていると報じ、4月の時点でのオファーは年俸1100万ドル(約14・7億円)の8年契約だった。しかしながら大活躍で価値はうなぎ上り。今なら年俸は軽く2千万ドル(26・8億円)を越える。主砲のマチャドは「ジ・アスレチック」の記者に「ジョーについては何も言うことがない。(チームは)お金を払うべき」と主張。ちなみに今季の年俸は862万ドルだ。

続きを表示

2022年6月11日のニュース