ヤクルト村上が止まらない！2打席連発の逆転19号グランドスラムで6打点　球団新のシーズン3本目

交流戦   ヤクルト―ソフトバンク （ 2022年6月11日    ペイペイD ）

＜ソ・ヤ＞6回。満塁本塁打を放つ村上（撮影・岡田　丈靖）　　　　　　　　　　
Photo By スポニチ

　ヤクルトの村上宗隆内野手（22）が11日、ソフトバンク戦に「4番・三塁」で先発出場。6回に2打席連発となる逆転19号グランドスラムを叩き込んだ。3点を追う1―4の5回には2戦連発となる18号2ランを放っていた。

　「空気がおいしい」。地元九州で村上がゾーンに入った。自身の18号2ランで1点差に詰め寄った次の回。6回2死満塁で打席に入った村上は相手3番手・嘉弥真の7球目130キロのスライダーを完璧に捉えると打球は右翼テラス席に吸い込まれた。交流戦優勝を大きく手繰り寄せる逆転19号満塁弾。2打席連発6打点の主砲は悠然とダイヤモンドを1周した。村上の満塁弾は5月6、7日の巨人戦で2試合連発して以来今季3本目で球団シーズン新記録となった。

　村上は18号2ランを打った後、前日のコメントを引用して「前の打席の修正がしっかりできて打つことができました。九州の空気はやっぱりおいしいです」と話した。

　先発のスアレスが4失点しても決して諦めない。今季を象徴するような粘りを若き主砲が体現した。前日に7戦ぶり13号を放った5回先頭の山田が左前打で出塁。続いて打席に立った村上は相手先発・大関の初球真ん中高めストレートをやや振り遅れ気味ながらフルスイング。打球はテラス席に飛び込んだ。前日に続く逆方向への一発。決して完璧な当たりには見えなかったからか、本塁打と打点で並んでいた巨人・岡本和を抜き去る2戦連発18号2ランに敵地ファンがどよめいた。

　▼村上　打ったのはスライダーです。追い込まれていたのでコンパクトに粘り強く打つことが出来ました。