618日ぶり白星の広島・野村「昨年の悔しさを常にもって」 エース大瀬良の代役で見事な復帰星

[ 2022年6月11日 05:00 ]

交流戦   広島6-3西武 ( 2022年6月10日    ベルーナD )

<西・広>今季初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔を見せる野村(撮影・久冨木 修)     
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 今季初登板だった広島・野村が粘り強い投球を見せ、今季初勝利を挙げた。5回2/3を4安打3失点。20年9月30日巨人戦以来618日ぶりの白星で、チームの連敗を2で止め勝率5割に復帰した。

 「うれしいです。ストライク先行で投げることができた。すぐに点を取ってくれて、勇気を持って投げることができました」

 初回こそ山川に先制2ランを浴びたが、2回以降は要所を締めた。再び味方打線が勝ち越した5回は1番・若林からの上位打線を3者凡退。2点優勢の6回は2死一、三塁となりターリーの救援を仰いだが、リリーフ陣も懸命の継投で勝利のバトンをつないだ。

 選手会長で主戦投手の大瀬良が再調整により登録抹消。その代役として出番が訪れた。西武戦は過去6試合に先発して4勝0敗、防御率1・60。相性の良さも味方につけての投球だった。「昨年の悔しさを常にもって今までやってきた」。完全復活へ向け、力強い一歩を刻んだ。

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