巨人・戸郷、制球向上でプロ初完投勝利 1試合の与四球3・44個→2・78個に減少

[ 2022年6月11日 05:30 ]

交流戦   巨人4―1楽天 ( 2022年6月10日    楽天生命 )

<楽・巨>7勝目を挙げた戸郷は笑顔でポーズを決める (撮影・白鳥 佳樹)
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 4年目でプロ初完投勝利を挙げた巨人・戸郷。2年連続9勝止まりだった昨年からの成長は、制球力にある。

 昨年は1試合あたりの与四球は3・44個だったが、今年は2・78個に減っている。1イニングあたりの球数は17球→16・28球に。132球の力投で阪神・青柳とともにリーグトップタイの7勝目を挙げた右腕は「桑田さんと取り組んでいるコントロールというのが、しっかり出せているからだと思います」とキャンプからの取り組みの成果を実感。135球で完投、を掲げる「桑田モデル」に近い初完投勝利となった。

 初回に浅村に一発を浴びたが、2回以降は無失点。3回1死満塁では島内、銀次を抑えた。昨年は満塁機で19打数8安打、被打率・421だったが、今年は5打数1安打。「(立ち上がりは)バタバタしてしまってどうなるかなと思いましたけど何とか修正できた」と振り返った。

 原監督は「ナイスピッチングですね。(代える)材料はなかった」と賛辞を贈った。戸郷は「2桁は意識せずに、ゲームをつくっていけたら」と謙虚に言った。(川島 毅洋)

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