阪神・平田2軍監督「前川の豪快なスイング期待持てる」 3三振の井上には「見習ってほしい」

[ 2022年6月11日 18:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神2ー6ソフトバンク ( 2022年6月11日    甲子園 )

阪神・前川
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 阪神2軍は11日、ソフトバンクに敗れた。先発した村上は5回5安打4失点で降板。その後は尾仲、小林、浜地、及川とリレーした。攻撃陣は江越が本塁打を含む唯一のマルチ安打を記録した。4番・井上はこの試合3打席連続三振。9回に代打を送られ、平田2軍監督は奮起を促した。以下は試合後の平田監督一問一答。

 ――先発の村上は。
 「あの一発、ちょっとその前に四球がね、2点を守りにいったかな。そういうところでコースを狙いすぎて四球を出して、ポカンといかれたところは頌樹(村上)もずっといいピッチングをしているのでこれも一つの(勉強)、2点をなんとか守ろうという気持ちが強すぎたんじゃないかな」

 ――浜地が復帰後初の連投。
 「浜地は連投して問題ないのでこれで故障者リストからは解除」
 
 ――江越は序盤に2本の長打を放った。
 「うーん、江越はたまに打つよな。あれをもうちょっと続けて。やっぱり彼の魅力なんでね。そこを一生懸命、残ってバッティングしているのでね。今日は最初に右中間でしょ? 昨日は3三振して残ってずっとカーブのマシンを打っとったわ。そういうところでなんとか自分の打撃を変えたいという気持ちが伝わってくるからな。あの守備と足があるんだもん。なんとかきっかけをつかませてあげたい。そういうふうに努力しているのでそこをもう一つ、レベルを上げれば。あの守備と肩と足というと、あとは課題はバッティングだけなのでそういうところだね。努力している。昨日もずっとカーブを打っとってん」
 
 ――9回、井上に代打を送った。
 「3三振でしょ? ここのところずっと三振凄いんじゃないかな。三振するのはいいんだけど、ちょっとバッターボックスでの迷いがスイングに出ている。やっぱりピッチャーと勝負して、アグレッシブにいかなきゃ。形とか、調子いい、悪いはあるかもしれないけど打席に入ったらまだ若いんだもん。それを若気の至りじゃないけどさ。昨日の森木にしてもあんなバーっといってホームランを打たれるのはいいねん。そういうところはなんちゅうかな、バッターボックスでのしぐさだとか。4番を打たせているのでね。バッターボックスでのそういうしぐさとかやっぱり迷っているんでね。初めてでしょ代打送ったの。そういうところでは迷いが見えたんで、ここ数試合結果が悪い。何かきっかけをつくってくれたらなと思って出しているんだけど、そこは前川も出てきたし、そこはこれからはそうはいかん。3年間はね、なんとか右の大砲ということでやってきたんだけどね」

 ――前川も久しぶりの甲子園。
 「彼はまだ打つ打たないの選手じゃない。スイングしてレフトフライになろうが、ファーストゴロになろうがやっぱ打ちにいってるやん。そういう選手とかは。そういうところを広大には見習ってほしいとかじゃないけど、なんちゅうかな、配球考えすぎたりとかを準備していかないとね。練習は広大もようしてるねん。それが打席で迷っていたら、ファンの皆さんも広大のホームランや豪快なスイングを(見たいと思う)。前川の豪快なスイングみたいにそういうところをお客さんはわざわざお金を出して見に来てくれているんだもん。豪快な三振、豪快なスイングをしたけどフライやったというのが期待が持てるやん」

 ――前川が試合終わりにファンにあいさつした。
 「いつもは中川がやっているけど、今日は前川が来ていたから、やっぱりファンのお客さんに向けてお礼の声をさしてね、良い声出してた。この雨の中(ファンの方が)来てくれているんだからね」

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2022年6月11日のニュース