オリックス・中嶋監督「宗はいつも助けてくれるが、あそこは反省して」 名手の連続失策に言及

[ 2022年6月11日 05:00 ]

交流戦   オリックス1-6阪神 ( 2022年6月10日    京セラD )

<オ・神> 5回、自らの連続失策が失点に繋がった宗(右)は、申し訳なさそうに山崎福に声をかける(撮影・大森 寛明)
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 オリックス打線が、青柳に7回まで無得点とねじ伏せられた。初回、先頭の福田が右前打したものの、次の安打は7回2死からの野口の投手強襲。8回に2番手のケラーから1点を還すのがやっとだった。

 中嶋監督は攻守のバランス崩壊を指摘した。「青柳は競っていたらどうだったかな、もう少しやりようもあったかなと思ったけど、離されてしまっては難しかったですね」

 0―1の5回、2死一塁で三塁・宗が近本のゴロを一塁へ悪送球、さらに佐藤輝のゴロを後逸して2点目を奪われ、気落ちした山崎福が大山に3ランを被弾した場面を残念がった。昨年、ゴールデングラブ賞を受賞した名手のまさかの連続失策に指揮官は「宗はいつも助けてくれるが、あそこは大いに反省してほしい。山崎福はかわいそうだった」と勝敗の分かれ目となったイニングを振り返った。

 8回に1点を取って、なお2死一、二塁で吉田正が代打で5試合ぶり出場。結果は二ゴロだったが、少しずつ良化中の右太もも裏の状態は、3連敗で借金2のチームには明るい材料だ。 (畑野 理之)

 《音響トラブルで京セラドームの場内放送途切れる》
 関西ダービー初戦で音響機器のトラブルが発生した。1回裏の宗の打席から選手紹介の場内放送が途切れた。オリックス選手の登場曲も流れることがなくなった。電光掲示板には「機材トラブルにより場内に音声が流れておりません」と表示された。吉本文弘球審も両軍ベンチに説明して、選手のアナウンスがないまま、静かに試合は進行した。トラブルは5回裏に復旧した。

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