トヨタ自動車 7回コールド勝ち 吉野光樹&佐藤勇基の新人コンビが躍動

[ 2021年9月24日 14:59 ]

第92回都市対抗野球東海2次予選第3代表トーナメント2回戦   トヨタ自動車11―1スクールパートナー ( 2021年9月24日    岡崎市民球場 )

<スクールパートナー・トヨタ自動車>投打で活躍した吉野光樹投手(右)と佐藤勇基内野手の新人コンビ
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 新人コンビが躍動し、トヨタ自動車が7回コールド勝ちした。試合を動かしたのは、2次予選3試合とも「2番・二塁」で先発起用されている佐藤勇基。3回1死一、三塁からきっちりと中犠飛を放ち、待望の先制点をもたらした。

 「ここ2試合なかなか点を取れてなかったので、3回は犠牲フライを打てれば、と思っていました。試合に出させていただいている以上は、起用に応えられるよう頑張ります」

 中京大中京から法大を経て今春入社。堅実な守備力を評価されてきたが、始動を早くすることとバットを上から出す意識を持つことで、課題とされてきた打撃が急成長した。9―1の7回2死一、三塁では初球の外角直球を狙いすましたようにとらえ、10点目の中前タイムリー。2打点で勝利に貢献した。

 先発した吉野光樹も抜群の安定感を見せた。初回はわずか11球で3者凡退。2回こそ2死満塁を招いたが、見逃し三振でピンチを脱した。5回を投げ4安打無失点。2次予選では初の先発マウンドで、役割を果たした。

 九州学院から上武大を経て入社した即戦力右腕。最速149キロを誇るストレートは球威十分で、春先から首脳陣の評価は高かった。マウンドさばきの良さもセールスポイント。新エース・渕上佳輝、左腕・諏訪洸に続く先発要員として、今後も活躍の場を広げていきそうだ。

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2021年9月24日のニュース