あぁメルセデス…阪神との直接対決初戦で3回3失点KO 負けられない原監督、早めの決断

[ 2021年9月24日 18:43 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2021年9月24日    東京D )

<巨・神>力投するメルセデス(撮影・大森 寛明)
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 巨人の来日5年目左腕、C・C・メルセデス投手(27)が優勝戦線生き残りを懸けた阪神との直接対決3連戦初戦(東京D)に先発登板。初回に2点先制を許すなど3回4安打3失点で降板し、8月24日の広島戦(東京D)以来1カ月ぶりの今季8勝目はならなかった。

 メルセデスは初回、1番・近本に初球スライダーを二塁への内野安打とされ、2番・中野は直球のすっぽ抜けが右上腕に当たる死球となっていきなり無死一、二塁のピンチ。3番・マルテには左中間寄りの中前適時打を許して開始から10球で先制点を失った。さらに続いた無死一、三塁では4番・大山を遊ゴロ併殺打に打ち取ったが、その間に三走・中野が本塁生還を果たして初回2失点スタートとなった。

 2回は3者凡退に仕留めたメルセデスだったが、0―2で迎えた3回には先頭の相手先発投手・西勇に右前打され、近本にも左前打されて再び無死一、二塁のピンチ。マルテ四球で満塁策を取った後、大山の中犠飛で3点目を失った。その裏、先頭打者として打席が回ると、原監督はメルセデスに代えて代打・八百板をコール。ここで早くも降板となった。

 投球内容は3回で打者14人に対して48球を投げ、4安打3失点。奪三振はなく、与えた四死球は2つだった。

 メルセデスは7回3安打1失点と好投した8月24日の広島戦(東京D)で7勝目を挙げてから試合前まで4戦連続勝ちなし。9月11日の中日戦(東京D)では3回6安打5失点で降板し、今季2敗目を喫した。前回登板した18日のヤクルト戦(東京D)では前夜の試合で古川が満塁弾を浴びた塩見に2戦連発となる3ランを被弾するなど5回途中7安打5失点で降板し、2019年のシーズン自己最多に並ぶ8勝目を逃している。

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2021年9月24日のニュース